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「女が、自分の道を歩む時」  映画ピックアップ   一夜一話より

  • Posted by: やまなか
  • 2010-02-04 Thu 05:59:59
  • 映画
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  きょうび、女子が「自分の道」を歩みはじめた時、男子よりずっと強い。
  へこんでも、へこたれない。へこたれても、起き上がる。
  起き上がって・・・、時に、ため息もする。

日本

女性1「明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。」  監督:上利竜太  主演:谷村美月
  お笑い映画です。売り文句:「日本テレビ・バラエティースタッフがおくる、テレビ業界をリアルに描いたマル秘問題作!!」
  ペラペラです。ストーリーなんてほぼ無いですが、ハッピーエンドになります。主人公の桜(谷村美月)は、新人AD。ヘマ、ミス多発。凹むが起き上がる。上司の和田ディレクター(六角精児)に、事あるごとに「死んでくれ!」と怒鳴られる。こんな桜をみていると、凹んでいる方、勇気づけられます。ミスったっていいじゃないか、と・・・。
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女性2「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は 」  監督:市川崑  
                            主演:若尾文子、京マチ子、野添ひとみ
  和子(若尾文子)は大卒で、外車メーカーのカーデザイナー。梅子(京マチ子)は、老舗小料理屋の女将。彼女は和子の大学先輩だが中退し転身。現在、東京のデパートに進出中。
  和子はキャリア志向だ。父親(佐分利信)の面倒も見もみる。なので、幼なじみの半次郎(菅原謙二)が結婚を言ってくるのが面倒くさい。 この半次郎を梅子に譲りたい。梅子曰く 「頂きます。」
  そして、夜間に通っている哲(川口浩)も、ずっと和子に思いを寄せているが、和子にその気はない。
  和子は、キャリア女子、サバサバしている。でもね、何かを待っている・・・。
  好きな映画だ。カラッと乾いている。脚本はウダウダ言わない。テンポ良く、思いのほかビジュアルチックな展開なので、今もって古くならない所がよい。
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女性3「いつかギラギラする日」   監督:深作欣二
                 出演:荻野目慶子、多岐川裕美、萩原健一
  ぶっ飛び映画だ!! ど派手なカーアクションに、銃撃戦/爆破シーンは、邦画としては飛びぬけたスケール。しかし、それよりも、荻野目慶子が捨て身で演じる麻衣が破格に邪悪な小悪魔だ。 その時から、神崎(萩原健一)の前に麻衣の狂気が舞い降り始める。 麻衣は、神崎の追跡を妨害する。さらに、ヤクザの一団。ついには警察と、話は三つ巴で展開する。
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女性4「音符と昆布」  監督:井上春生  主演:池脇千鶴、市川由衣
  小暮もも(市川由衣)、彼女にはふたつの不幸せがある。母がいないこと、生まれつき嗅覚がないこと。でも勝気な性格と、鋭敏な味覚・食感でフードコーディネーターとして頑張ってる。人は欠けているものを、違うものでおぎなえると確信している。
  ひとりっ子だと思っていた。 ある日、ももがドアを開けると、そこに「小暮かりん、25歳」(池脇千鶴)が立っていた。姉である。アスペルガー症候群を患っていて長年、施設にいた。
  この瞬間から、ももは、おもいっきりの混乱が始まる。そして、自分が知らなかった人生が次々に明らかになる。
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女性5「河内カルメン」  監督:鈴木清順  主演:野川由美子
  若き野川由美子を楽しむ。 美人女優と言うよりも、大衆的「元気な」色気が一歩前にある。その裏に美人女優で澄ましていない、「やる気」を感じる。だからコメディに全身全力な演技。
  ストーリーはナニワ体臭ぷんぷんの喜劇。先へ先へ突っ走る荒っぽいドタバタの展開、その一歩手前で時に繊細に変化する。湿ったシーンはない。
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女性6「川の底からこんにちは」  監督:石井裕也  主演:満島ひかり
  東京で5年、会社勤めの佐和子(満島ひかり)は、やる気ない人生を過ごしていた。映画は大抵、ある日で始まるが、ある日、佐和子の父親が末期がんで余命わずか、という事がわかり、結果、佐和子は父の跡をついでシジミ工場の工場長となる。しかし工場の経営状態は倒産寸前、工場のベテランのオバハンたちは、全員オツボネ、いかにも扱いづらい。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて自分の人生を見つめ直すことになる。そして、あっと驚く、一発逆転!
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女性8「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! 」  監督:片岡英子  
                           出演:長内栄子、長内敏子(こまどり姉妹)
  演歌デュオのドキュメンタリー映画です。いい映画です。
  「こまどり姉妹」を知っていますか?
  御年71歳。つけまつげに厚化粧、スパンコールの煌めく振り袖姿、今日もどこかで歌っている。幸せになりたい、双子の姉妹はそう心に誓い、生涯歌うことを選んだ・・・。
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女性10「旅の重さ」  監督:斎藤耕一  主演:高橋洋子
  16歳の少女が、夏の空の下、四国遍路の旅に出た。
  さまざまな人々と接し、多くを学べる吸収力は若さゆえ。そして、みずから終止符を打って旅は終わる。体調をくずした少女を助けた年上の漁師の家に、彼女は住みつくことになる。甘口の青春映画ですが、高橋洋子は一生懸命です。主役オーディションで秋吉久美子に競り勝ちました。
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女性11「のど自慢」  監督:井筒和幸  主演:室井滋
  演歌歌手・赤城麗子(室井滋)は、公演で全国を渡り歩いているベテラン歌手。
  とはいっても、CD販促のために街のレコード屋さんの店先で歌います。また、旅館の団体客・宴会場大広間で歌います。演歌の道はこんなものと、思いながらも、いつの日か観客満員のホールで思いっきり歌いたい!
  スケジュールの隙間をぬって、「NHKのど自慢」の事前審査会会場に行った。合格して、満員の生・本番の会場へ。鐘がたくさん鳴って、合格しなけりゃ、プロの恥だ。ドキドキする。
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女性13「ハラがコレなんで」  監督:石井裕也  主演:仲里依紗
  ジメッとしたところを、すべてカラッとポジティブに、から揚げしました喜劇映画。
  魔法の呪文は、「オッケー」「大丈夫」「粋だねぇ」。  唱え方は、決して、うしろ振り返らず、場の空気を十分理解し、満を持して、タンカを切るように言い放つ。
  自分が一番ミジメだ、なんてこれっぽっちも思わない。宗教じゃない。身近な人を、困ってる人を助ける事に、ちから一杯、夢中になる。そうすると、火事場の馬鹿力が出る。そう馬鹿になりきると、自分の生きざまが見えてくる。外さない。
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女性15「ひみつの花園」  監督:矢口史靖
  いい映画だ。パンパンに膨らました風船をプンと放すように、映画はすっとんきょうな方向へ飛ん行く。
  お金を貯めるのが誰より好きな鈴木咲子は地元信金に務めてみたが、つまらない。と言っていたらこの支店に強盗が押し入り咲子はひとり人質に取られ、トランクの中に押し込まれ犯人の車は富士山の裾野へ。しかし車は崖下に転落、その弾みで咲子は5億円が詰まった黄色いスーツケースと共に、川へ飛ばされドブン!果ては地下水脈に吸い込まれ、ふと上を見るとぽっかり空が見える。その途端、スーツケースはぶくぶく沈んでいく。ああ!5億円。
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かあさん2「毎日かあさん」  監督:小林聖太郎   出演:小泉今日子
  こんなに強い、かあさんがいれば、観客もみんな元気になれます。
  かあさんこと、サイバラリエコ(小泉今日子)は漫画家、アシスタント一人と共に自宅が仕事場。家族は基本、長男ブンジと妹フミの三人家族。のちに柴犬が加わる。仕事は順調で、かあさんの稼ぎでこの家も新築した。
  さて父親はどうしたんだ?・・・現在、入院中。
  カモシダユタカ(永瀬正敏)は元・戦場写真家だった。が、戦場で遭遇した悲惨な出来事で精神的な後遺症を患う。そして、こころの逃げ場として過剰な飲酒でアル中、結果、アルコール依存症。家庭内暴力もあるが、子供、特に娘には優しい。さて、お話はどう展開しますやら・・・。
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ヨーロッパ

女性16「アントニア (アントニアの食卓)」  オランダ  監督:マルレーン・ゴリス
  いい映画だ。何回も観ています。
  かつて、若きアントニアは一人田舎を後にした。時が経ち、彼女は娘ダニエルを連れて実家に帰って来た。そしてアントニアと娘ダニエルは、そのまま実家で暮らすことに。畑を耕し春には種をまき、そうしてそうして一年一年が過ぎていった。
  曽祖母、祖母、母となるアントニア、ダニエル、テレーズ。女4代記がテーマの映画です。
  こんな小さな村でも、それこそいろいろなことがおこります。若い女性への強姦や先天性障害者いじめなど、弱者に対しては顕著です。ただし行き過ぎは、村人の総意で止められます。
  4世代こんな永い時間の中で、多くの人が命を全うしますが、不測の事故で即死する人、ときに殺さる人が描かれます。時の大きな流れは、しょせん人にはコントロールできません。あくせくせず、ゆったりとして観て下さい。
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20110529202342363_20130611221344.jpg「太陽に恋して」  ドイツ  監督:ファティ・アキン
  やさ男風貌のダニエルをみて、「この男は何やら秘めたものを持っていて、そのうち大きく化ける」と直感したユーリは、すごい女性。その彼女の、めげない明るさがこの映画全編の底辺にあって、観る者を元気にしてくれる。太陽だ。
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アジア・ロシア

母なる証明「母なる証明」 韓国  監督:ポン・ジュノ
  韓国の小さな街のサスペンス、あるいは母ひとり子ひとり物語。
  至極当然に親として子を思う気持ちはマットウ。母親としての立ち位置も両極端にぶれずマットウ。 日本映画だと、こんなマットウな母は登場しづらいかも。ありがちなストーリー設定としては母も病んでいて、ゆがんでいる、かな?  ストレートな韓国映画に乾杯! 
  キム・ヘジャ(母親)がいいね! この人で、もってます この映画。
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アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド

エイプリル「エイプリルの七面鳥」  アメリカ  監督:ピーター・ヘッジス
  ニューヨーク下町界隈のアパート。主人公のエイプリル・バーンズは、ボビーと貧しくも幸せに同居している。時は11月感謝祭を前にして。エイプリルは、ご無沙汰している家族を感謝祭の日によんで、このアパートで食事会をしようと計画した。それは、家を出てから久しく帰省してない事、その間に母ががんに侵された事、そういうことを彼女なりに考えての事だった。もちろん、以前のような自分じゃなく、今じゃNYでちゃんと生きてる自分を知って欲しかったし、彼氏ボビーも紹介したかった。
  涙腺ユルイ方、気を付けてください。あったかいです。
  実家の家族全員がNYへ行く、ロードムービーでもあります。一台の車に5人乗っていて、この一家の人間関係や個性が分かりやすくコミカルに描かれています。観客は事前にそんな予習をしながら、エイプリルが料理の準備に奮闘しているアパートに向かうわけです。脚本うまいなぁ。
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この森で「この森で、天使はバスを降りた」 アメリカ  監督:リー・デイヴィッド・ズロートフ
  大自然の景観が心を癒やすことを知ったパーシーは、カナダにほど近い森にある小さな村を、自分が再生する場所として選んだ。そして、その夜、パーシーはこのギリアドという停留所に降り立った。
  ひとつの心のともし火が、もうひとつの心を呼び寄せるように、主人公のパーシーは、老婦人ハナの店で働けるようになった。とはいえ、よそ者には誰だって懐疑的な態度をとるものだ。ハナをはじめ店に来る人々は、パーシーが何者で、どうしてこの村にいるのか興味津々である。さらにはパーシーに対して、あからさまな態度をとり続ける男もいた。
  分け隔てなく笑顔で接するパーシーは徐々にハナと、そしてシェルビーという女性には打ち解けた話が出来るようになってきている。朝夕の、森からの風になじめるころに、パーシーは「森の奥に住む心」にも通じるようになっていた。そして・・・。
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テルマ&「テルマ&ルイーズ」  監督:リドリー・スコット
  追い詰められてメキシコへ逃亡する女2人。
  追い詰められるほどに、ますます自己を開放していく2人。 
  エネルギッシュで夢のような開放感!
  ラスト近くでテルマがルイーズに言う。
     こんなに目覚めてる気分は初めて すべてが新しいの
     未来に希望があるって気分
  大変な事が起きても何とかなるさ的にかる~く話は進み、何とかなっていく、希望的未来観測がそのとおりになる、いかにもアメリカ映画、このノリを楽しんで。
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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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