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映画「出発」   監督:イエジー・スコリモフスキ

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マルクとミシェール。
マルク

  ベルギーの首都、ブリュッセルの街を舞台に、若い男女のラブストーリー。
  なにしろ、映像が美しい。見とれてしまう。これが、この映画の最大の魅力で、いつまでも色あせないエバーグリーンだ。楽しんでください。

  美容師見習いマルク19歳は、おば様な固定客(右写真)を持ちはじめている。だが彼の心は美容院にない。カーレース出場へ向けて頭の中は、あれやこれやでいっぱいだ。一番大事な事、それはレースに出る車、ポルシェをどうにかして手に入れることだ。
  1)薄給のマルクが手に入れるには、「盗む」。
      つまり、ポルシェを探し出してレースの時だけ無断で借りる、か、
  2)ちゃんと「借りる」。
      つまり、コネを探す。
  ・・・の、どちらかだ。
  ブリュッセルの街でポルシェがあるところ。モーターショーの会場、カーディーラーの店頭、路上駐車、車庫から盗む。美容院のお客の有閑マダムのポルシェを色仕掛けで借りる等の方法を試みるが、上手くいかない。
  結局、美容院のオーナーの愛車を無断で借りて、いざレース会場に向かうのだが・・・。

ベッド  とにかく、晴れてレースに出場した。
  出場に向けてこんなに苦労したのに、だが、レース途中で走る道はミシェールとの恋路に代わっていく。
  ともにホテルの一室に宿泊するが、ベッドはひとつ。
  ミシェールがベッドの上、マルクは・・・、なんだまだ知らないの? そんなふたりが、ふたりして明日を歩み始める、そんなお話。

  車、市電、街並み、ポートレート、どのカットも、柔らかい陰影、素晴らしい写真になっている。カメラはブリュッセルの街を題材に、思いっきり楽しんでいる。そこがうれしい。






モーターショー会場閉場後に、アメ車のカットモデルに乗って遊ぶふたり。 ポルシェはどこ?
ポルシェ



鏡一枚で、こんなに遊ぶ映画はほかに無い。
鏡


市電で遊べる映画スタッフたち。
市電00




オリジナル・タイトル:Le depart

監督:イエジー・スコリモフスキ|ベルギー|1967年|90分|
脚本:イエジー・スコリモフスキ、アンジェイ・コステンコ|撮影:ウィリー・クラント|
出演:マルク(ジャン=ピエール・レオ)|ミシェール(カトリーヌ・デュポール)|美容院の客(ジャクリーン・ビー)|友人(ポール・ローランド)|美容院の主人(レオン・ドニー)|マハラジャ(ジョン・ドブラニン)|



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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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