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映画「火まつり」  監督:柳町光男  太地喜和子、北大路欣也

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  女優、太地喜和子の映画といっていい。

町  紀州は熊野の、海べりにある小さな町。
  奥深い山々が、海にせまっている。
  杉の林業に従事する山の人々と、ハマチの養殖に従事する海の人々が、交差する町。
  表には出さないが、先祖代々、互いに、なりわいが違うから、おのずと反目し合って生きてきた。

達夫  主人公の達男(北大路欣也)は、幼い頃にこの町に越してきた。今もよそ者だ。
  まして、掟破りな行動が目立つ、荒くれで不良だから、山の人からも鼻つまみ者。
  でも純粋な男。毎日、男たちと山に入り、杉の伐採をして暮らしている。
  妻(宮下順子)と幼い男の子がふたり。
  

舟  ある日、基視子(太地喜和子)が舟で帰って来る。このシーンがとてもいい! (右写真)
  基視子は、この町を出て新宮に住んで久しい。彼女も達男と同じくよそ者だった。そして、ふたりは幼なじみ。 基視子は言う 「あたしはね、12歳の時から達男の愛人よ。」 
  時代は紀勢本線が全線開通したころ。海洋公園や原発のうわさが飛び交っている。


幻想

  ストーリーは、脚本:中上健次。 だが、原作者が自身の世界にひとり飛んで行って帰って来ない感じ。
  難解という次元じゃなく、観るものに伝わってこない。
  たぶん、よほどの中上健次ファンじゃないと、付き合えない内容だ。熊野での、全面ロケがもったいないな。ね。
  
  だけど、太地喜和子の素晴らしさを知る映画なので、観て欲しい。
  それと、三木のり平の、個性派俳優としての力量を堪能あれ。 

 
組



火祭り

英語タイトル:Fire Festival|

監督:柳町光男|1985年|125分|
脚本:中上健次|撮影:田村正毅|音楽:武満徹|
海山出演:|達男:北大路欣也|基視子:太地喜和子|良太:中本良太|達男の妻:宮下順子|トシオ:安岡力也|移動パン屋:伊武雅刀|行商の鍛冶屋:小鹿番|人夫:藤岡重慶|人夫:小林稔侍|人夫:左右田一平|達男の母:菅井きん|達男の姉:松下砂稚子|達男の姉:八木昌子|基視子の姉(スナックのママ):中島葵|基視子の義兄:金子研三|ホステス:高瀬春奈|ホステス:高橋美智子|民家の女:梅沢昌代|漁師の女:七尾伶子|漁師の女:猪俣光也|漁師の女:木下ゆず子|漁師の男:中庸助|漁師の男:三重街恒二|漁師の男:相馬剛三|青年たち:十貫寺梅軒|青年たち:下元史朗|青年たち:堀礼文|青年たち:倉地雄平|ミーコ:川上麻衣子|浩二:倉崎青児|運転手:工藤栄一|船頭:柳家小三治|ブローカー:蟹江敬三|ブローカー:山西道広|保母:森下愛子|山川の兄さん:三木のり平|





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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
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