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映画「事件記者 真昼の恐怖」、「事件記者 仮面の脅威」、「事件記者 姿なき狙撃者」  監督:山崎徳次郎

u_20130711165658.png映画「事件記者」の第2作~第4作を紹介。

カメラがいいです。
確信的な低アングルが、鋭く社会をえぐる。なにげない風景が、クレーン撮影で事件を誘う。
たまに見せる真上からの俯瞰アングルは、無邪気だ。
ロケ・シーンがいいです。
1959/1960年の東京風景ドキュメンタリーでもあります。


 「事件記者  真昼の恐怖」 第2作

2000円 500cc 70血液 500ccで、2,000円。
極太の注射器だ。 (写真手前)
ガラスの注射筒の直径は、3センチ!
注射針も注射筒も、交換しない。
そもそも、血液を保管する冷蔵庫がない。そんな時代だ。



江の島50
  当時、社会的に輸血用の血液が不足していて、闇の血液売買があったしらしい。
  事件の舞台は、夏、江の島だ。
  若い人々は、江の島の海岸に集まってくる。それを狙う血液業者、小遣い欲しさに血を売る客を待ち構えている。 だが、無理をして血を売った女の子が、採血量が多くて死んでしまう。

組0  新人の菅(沢本忠雄)が活躍する。だが、記者は事件に巻き込まれたりしちゃいけない。

新人・菅の初原稿を         
チェックする相沢キャップ        ロケのエキストラ数が、とても多い! 迫力あり。

組20
「村チョウ」 こと、             検死シーン
村田部長刑事を取り囲む各社記者       




 「事件記者  仮面の脅威」 第3作

その女病院の事務長の愛人。








キャプチャ 薬50  この映画も医療に関係する事件を扱う。
  病院の事務長が、製薬会社の営業マン相手に、闇のクスリ購入、モルヒネ、コカインの横流しで私腹を肥やしている。これを知った薬剤師の男を病院から追い出すために、事務長は愛人と組んで一芝居打った。さらには薬剤師を軟禁し騙してそして巻き込み、この男を使って東京日報と中央日日を手玉にとる。そうとは知らぬ薬剤師は・・・。
  映画ラスト、事務長は愛人をも殺そうとしていることを、その女が気づいた。

新聞社は街に 「宣伝カー」 を走らせ、
スピーカで薬剤師に呼びかける。     当時のパトカーは外車だった。

組30
                  事務長と薬剤師



 「事件記者  姿なき狙撃者」 第4作

菅菅 (沢本忠雄)
彼はブンヤの才能がありそうだ。
相沢キャップから、一目おかれるようになった、ある日・・・。





回る飛行塔 0  本作でも、新人の菅(沢本忠雄)が活躍する。
  通称トミーというチンピラが、愛人と組んで高級マンションにコソ泥に入り、たまたま拳銃を手に入れる。逮捕された愛人の解放を求めて、トミーは交番の警察官を狙撃し警視庁を脅す。一方、芝浦海岸で外人の射殺死体が浮かんだ。その条痕はトミーが手にした銃と一致。だが外人殺しは麻薬密輸入の仲間割れから起きていた。彼は警視庁と、麻薬密輸団の男たちからも追われる。つまりはトミーに罪をかぶせたい密輸団は、トミーが警察に逮捕される前に抹殺しておきたい。行き場をなくし うろたえるトミーは助けを求めて、東京日報にコンタクトを取ろうとした。
  ある日、トミーは遊園地に菅を呼び出す。ふたりは、飛行塔に乗り・・・。

組4 0情緒的なシーンもある。
(上) トミーが菅記者を呼び出した遊園地近くの
    多摩川の土手にて、菅の説得が続く。



(下) 蒲田銀座のネオンサインをバックに、タバコをくゆらせる菅記者。





監督:山崎徳次郎|1959年|53分|
原作:島田一男|脚色:西島大、山口純一郎、若林一郎|撮影:松橋梅夫|
出演:永井智雄:相沢(東京日報)|大森義夫:八田(東京日報)|沢本忠雄:菅(東京日報)|ほか

映画「事件記者」シリーズについて
  このシリーズは1959~60年にかけて10本上映されました。
  「事件記者」というドラマの基本設定をお知りになりたい方は、こちらからご覧ください。(シリーズ一作目の映画評です)
  一夜一話はシリーズ残りの6本をそのうち掲載します。
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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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