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映画「青の稲妻」    監督:ジャ・ジャンクー

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河






  チャオチャオは、どんな女か、映画は教えない。身過ぎ世過ぎは、蒙古王酒という酒のキャンペーンガール。プロダクションに属さない、つっぱり一匹狼・娘。パトロンに養ってもらっている。だが、彼女は決して裕福じゃないし、この束縛や仕事をなげうって、どこかへ行って自由になりたい。 通りすがりの男に恋をしたい、そんなはかない、おもちゃな・夢を持つ。
バイク
  そこへ、シャオジィ19歳。年下の男の子。ふたりは、ホテルで火遊び。バイクでドライブ。それでも、二人それぞれの、鬱々とした日々は、依然として続く。結局のところ、チャオチャオはパトロンの男から逃げられない。当然に、シャオジィはパトロンの手下に脅される。 

シャオジィとビンビン
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  シャオジィ19歳のダチ、ビンビンも19歳。最近、勤めをクビになって、シャオジィと同じ、することがないヤサグレ。
  ビンビンに恋人がいる。ユェンユェン、学生だ。ちょっと裕福な家庭。親には言ってないが、彼女はビンビンと家庭を持ちたいと思っている。
ふたり


  だが、そのビンビンは、やはり鬱々とした日々を送っている。クビになった事だけで鬱々している訳じゃない。ビンビンとユェンユェン、ふたりのこころに距離が出来はじめる。こんなこころのうちを現すシーンがこれ。うまい!
  写真右に座るビンビン。自転車で彼の周辺をグルグル円を描くユェンユェン。

銀行
  シャオジィとビンビン。刺激が欲しい。
  それも、できればヤバいくらいのことを仕出かしたい、そう思った。ピストルはある。ダイナマイトは、外見だけ似せたイミテーションを手作りした。
  さて、ふたりが住む街の銀行を襲う。
  襲ったまでは良かったが、銀行のガードマンに「ライターくらい、用意しておけ」 なんて言われ、見抜かれ、なめられ、ビンビンは警察へ引き渡される。シャオジィは逃げ切った。
警察
  警察でビンビンは、警官にいびられている。歌えと言われる。

    悲しむことも後悔だって平気さ
    天を恨むだけ君はわかっていない
    辛くても苦労してもかまわない
    風に任せて漂うこの世は気ままさ
    生まれがどうであろう英雄(ヒーロー)にはこだわらない
    心意気があればいつの日か誇り高く
    それでも愛はどうにもならない
    一生かけても得られないもの

  分かりやすい物語性は無い。能書きも振り回さない。見ながして終わりの映画。
  だが、よく出来てます。

                                                   チャオチャオとシャオジィ、バスのなか。
下オリジナル・タイトル:任逍遥
英語タイトル:Unknown Pleasures

監督・脚本:ジャ・ジャンクー|中国、日本、韓国、フランス|2002年|112分|
撮影:ユー・リクウァイ|
出演:チャオチャオ巧巧:チャオ・タオ|ビンビン斌斌:チャオ・ウェイウェイ|シャオジィ:ウー・チョン|チャオサン喬三:リー・チュウビン|ユェンユェン圓圓:チョウ・チンフォン|ウー小武:ワン・ホンウェイ|



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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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