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映画「しあわせのかおり」   監督:三原光尋   出演:中谷美紀 、藤竜也

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  要注意。 食欲をそそる映画。

  2年前に、貴子(中谷美紀)は東京で夫を亡くた。そののち意識障害という病になり1年間通院。ひとり娘のたか子は、義母があずかってくれていた。
  もう一度、はじめから人生をやり直したい。
  そんな気持ちで、貴子は娘とふたり、生まれ故郷の金沢に越して来た。
  幼い頃、この町で家は洋食屋だった。彼女の心には、厨房にいる父が浮かんでくる街。
  毎日、娘を託児所に預けて会社勤めをしている。生活が軌道に乗って来た。

組00  街はずれの、橋のたもとにある小上海飯店は、地元では名の知れた「うまい定食屋」だ。 小さな店だが、最近じゃ県外からも客が来る。店のあるじは、その昔、上海からこの街に住みついた王(ワン)さん(藤竜也)だ。頑固一徹。店の裏は、もう防波堤。ひとり身の王さんは、潮風に吹かれて海を見るのが好き。

  貴子は、仕事でこの店を知ってから、毎日通うようになった。なんたって定食がおいしい! 海の幸山の幸、日替わりメニューも豊富。
  王さんの働きぶりが、いつしか、好きだった父を思い出させるようになる。そして彼女は、この店で働きたい、そう思うようになった。

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  はじめは、断られた。だが貴子は諦めない。少しずつ、ふたりの心が通じ合うようになる。王さんは、彼女を雇うことを決めた。初歩の初歩から教え始める王さん。覚えが早い貴子は、どんどん成長した。そんなある日、厨房で王さんが脳溢血で倒れ入院した。その間に、貴子は王さんに代わって店に出た。
  大勢の人を招き、たくさんの料理人のもとで、毎年恒例の中華料理の食事会が催される。目を奪う料理が次々に出てくる。王さんは、いつもこの会に呼ばれて、特別の一品、料理の腕を披露した。これを貴子が担った。しかし、この会で食中毒が発生。翌日の新聞には、貴子が担当した牡蠣料理が原因とされる。王さんと店に泥を塗ったと、貴子は責任を感じ、うちひしがれる。そして持病の意識障害が出る。部屋に閉じこもったまま。また東京の義母が娘を預かった。
  店に東京都児童相談所なる職員が現れ、王さんは初めて貴子の持病や娘の事情を知った。王さんは、閉じこもる彼女に会いに行って、ふたりの絆はまた深まった。そして・・・。

  貴子の料理の腕が、急速に上達するのが不自然だが、ストーリー展開の各所に出てくる料理の映像がいいので、ま、いいか。

s監督・脚本:三原光尋|2008年|124分|
撮影:芦澤明子|
出演:山下貴子:中谷美紀(幼少期の役:沢木ルカ)|王慶国:藤竜也
永田百合子:八千草薫|高橋明:田中圭|植田和義:甲本雅裕|島史朗:下元史朗|野村良雄:木下ほうか|石田一:山田雅人|宮島信男:平泉成|店の客:水木薫





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Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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