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映画「第七天国 (だいしちてんごく ・ 公開当時の読み)」  監督:フランク・ボーゼージ  1927年 サイレント映画

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  女性活動弁士の澤登 翠(さわと みどり)さんの活弁で観ました。

  舞台で上演されてきた戯曲なので、物語が良く練られている作品です。かつ、1927年の映画でありながら、映画の語り口や演技が、現代の感性で観ても違和感がないことに驚く。特にDianeを演ずるジャネット・ゲイナーの繊細な演技が美しい。

  DVDで観ないことを薦める。ぜひ、活動弁士付きの上映で観て欲しい。映画と弁士との総合的な魅力を楽しんでほしい。活弁は日本独特のものなので、もちろん、監督は活弁を考慮して製作しているわけではないが。 
  
  パリの街の道路の地下には、迷路のような長大な下水道がある。この下水道の清掃作業員であるChicoは、薄暗い地下で黙々と仕事をしている。光が射すところは、道路からの排水溝口だ。ここからゴミを投げ入れるのが、道路の清掃作業員だ。Chicoはいつか地上の仕事、道路清掃の職に就きたいと夢見ていた。
  Dianeは、コソ泥でアル中の姉と二人住まい。姉から家庭内暴力を受けている。ある日、ChicoはDianeと出会い、いつしか恋に落ちる。Chicoはアパートの最上階・7階に住んでいる。2人の生活がここで始まる。Dianeにとって生まれて初めての幸せな日々。しかし、第一次大戦(1914-1918年)がはじまり、Chicoは戦場へ行ってしまう。

  Chicoという男が、神に否定的である設定が面白い。だが、道路清掃作業員の職を斡旋するのは街の神父だった。またこの神父、Chicoと同じ部隊に配属され、戦場で負傷したChicoを塹壕で手当てする。

オリジナル・タイトル:7th Heaven

監督:フランク・ボーゼージ|アメリカ|1927年|110分|
原作:オースティン・ストロング|脚色:ベンジャミン・グレイザー|
撮影:アーネスト・パーマー、ジョゼフ・ヴァレンタイン|
出演:Diane ジャネット・ゲイナー|Chico チャールズ・ファーレル|Boul アルバート・グラン|Gobin デイヴィッド・バトラー|Mme.Gobin マリー・モスキニ|Nana グラディス・ブロックウェル|Pere_Chevillon エミール・ショータール|Brissac ベン・バード|The_Rat ジョージ・E・ストーン|


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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

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