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映画「Beautiful Sunday ビューティフルサンデー」  監督:中島哲也  1998年

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組1  このマンションには、個性豊かな人々が住んでいる。
  映画は、それぞれの人物とその心模様を、おもしろく地味に見せてくれる。

  ◆渋谷広介(永瀬正敏)は、子供向けTV番組の脚本家。妻の小夜子と住んでいる。ある日、脚本の契約を一方的に打ち切られた。ただでさえ生活が苦しいのに。広介はひょうひょうとしている。そんな夫を見て、多感な妻・小夜子はとても苛立っている。
  ◆小学生の明日香は塾で成績トップ。2位の女の子に勝ち続けていることを生きがいにしている。
  ◆一人住まいの初老の女・大久保絹代(ヨネヤマママコ)は静かな毎日を送っている。このマンションで一番普通にみえる。がしかし、毎日正午になると、部屋で奇声を発する。今日も生きていることを近隣に知らせているらしい。 
  ◆風俗に勤める女もいる。客は、この女をストーカーして楽しむ、そういう職種の風俗嬢だ。とりわけ上野という客(岸部一徳)は毎日、このマンションの電柱の陰にいる。
  ◆殺し屋(山崎努)も住んでいる。近所で仕事をしたが、相手に撃たれてしまい負傷して自室に戻って来た。




組20
  マンションの大家・根津(中村久美)は、ひとり身。これらの住人とまんべんなく接するのが仕事だ。住人間のクレーム処理を穏やかに収めたり、それとなく個々の近況を把握したり、話し相手になったり、マンション近隣からの苦情を提供したり、もちろん家賃の催促も。いつも静かなしゃべりの女性だ。
  彼女、ホラー好き。渋谷広介(永瀬正敏)が好き。ビデオレンタル店で偶然に出会った。そして彼女は、広介を秘密の場所に誘う。そこは昭和な木造アパートの一室だ。油絵の自画像が所狭しと並んでいた。

    
屋上0


  決まって正午に奇声をあげる例の女・大久保が、盛装して屋上の柵の外にいた。夜空を見上げている。
  近所の人や通りがかりの人々が集まってくる。パトカーも来た。
  屋上には警官たちが。飛び降りを止めようとしている。
  突然、女は楽しげに歌いだした。
  女は宇宙と交信しているのだ。 次の瞬間、女の姿が消えた!!

  マンションの大家を演ずる中村久美と小学生の松本レイカが、いい味を出しています。
  好きな映画です。でも、こういうの、一般受けしないなぁ。
  
監督:中島哲也|1998年|93分|
脚本:中島哲也、釼木久美子|撮影:阿藤正一|
出演:渋谷広介:永瀬正敏|渋谷小夜子:尾藤桃子|映画の舞台になるマンションの大家・根津亜矢子:中村久美|正午に叫ぶ女・大久保絹代:ヨネヤマママコ|小学生の娘・落合明日香:松本レイカ|ストーカーごっこを楽しむ客相手の新手の風俗嬢・板橋育代:菜木のり子|ストーカーごっこを楽しむ客・上野真吾:岸部一徳|殺し屋の男:山崎努|落合香子:遠藤京子|田畑舞:宮野可南子|塾の教師:香川照之|黄色いポルシェの男:松尾伴内|中年男:益岡徹|作業員:六角慎司、鈴木ゆたか|女子高生:つぐみ|男子高生:野竹光博|主婦:伊藤聡子、岩田直美|女の子:佐藤美奈、平島ひさ美、荒川日登美、酒川亜理沙|リキッドマン:平野益利|リキッドマンのナレーター:山口晃史|美少女:玉木桂|リキッドマンの声:石塚運昇|


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やまなか

Author:やまなか
 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

<一話一夜の方針かな>
 1)古今東西の映画を分け隔てなく並べて、気に入った映画を選びます。
     
 2)以前に観た映画でも、もう一度あらためて観てます。むかし感じた印象と大きく異なることも多いからです。

 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

 4)観て気に入らない映画、つまんない映画は、基本掲載しません。
 だから、観たけど掲載しない映画は多いです。巨匠の名作と言われる映画も、気に入らなければ掲載しません。また、名物にうまいモノなし、ということも実感します。

 ただし、まだ観てない映画は、たくさんあります。こんな一夜一話ですが、今後も、見に来てください。   
 美術や音楽、書籍や温泉の記事も増やしたいと思っています。よろしく。  

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