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映画「二郎は鮨の夢を見る」  監督:デビッド・ゲルブ  ドキュメンタリー映画  店名:「すきやばし次郎」 オバマ大統領来店

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  ミシュランガイド東京で7年連続三ツ星の、銀座の寿司屋 「すきやばし次郎」。
  あるじの小野二郎は86歳。大正14年生まれで今も現役。この店で父と一緒に働く長男の小野禎一は、追々この店を継ぐ予定。次男の小野隆士は、すでに暖簾分けして六本木で自分の店を持っている。

  「すきやばし次郎」。カウンターの10席だけ。握り寿司は一貫(一個)ずつ、次々に出てくる。客は黙々と食べる。15分ほどで食べ終わる。しめて3万円。
  料理評論家で、店のあるじと親しい山本益博は映画に登場し、「すきやばし次郎」をベタ褒めする。極上にうまい鮨らしい。予約は一か月先まで埋まっている。
  あるじの小野二郎は言う。自分の舌が良ければ、もっとうまい鮨が握れる。
  長男の小野禎一は言う。仕事のクオリティ向上と、仕事に対するオリジナルな精神が重要だ。
  次男の小野隆士は言う。兄に負けない。

  映画は、築地での仕入れ・下ごしらえ等、うまい鮨のための工夫・改良・努力、試行錯誤を語りつつも、次世代への引き継ぎに重点を置いて展開する。
図  例えば、人は経験と努力と時間の中で技量をあげるとする。そしてある集団の中で師匠的存在となる。がしかし、創意ある、抜きん出た「技」となると、独創性が必要だ。
  この域になると、一生懸命だけでは手が届かない。才能、天分だ。カリスマ性も含め、努力や遺伝では引き継がれないものだ。技量あるオーケストラ団員と、名のあるソリストの違い。
  一方、技量と独創性のx y軸に、z軸を加えるなら、例えばその要素は店の経営手腕や指導力だったりする。なにしろ二代目はこの先、現状を維持しつつ、親の七光りを越えて行かねばならない。映画中で、二代目で店は繁盛しなくなる、という意地悪な発言も出てくる。
  鮨が食いたくなる映画だが、仕事や家業(自営)について考えさせる映画でもある。

下原題:原題:Jiro Dreams of Sushi|
監督:デビッド・ゲルブ|アメリカ|2011年|82分|
撮影:デビッド・ゲルブ|
出演:小野二郎|小野禎一|小野隆士|山本益博|店の寿司職人、見習い達|

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 日ごろのアクセス、本当にありがとうございます。気づけば、ブログを始めて8年目に入りました。一夜一話に掲載したい映画、まだまだあります。気の向くまま、その時の気分でやってます。遊び半分じゃなく、「全部遊び」です。

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 3)「素」な気持ちで、「映画作品そのもの」に向き合うことが、私の遊びです。
 作品自体が語りかけてくること以外の額縁情報、つまり宣伝文句、その受け売り文章、受賞実績、監督発言、出演俳優がどうしたとか、そして映画評論本やらは、はなから無視して、自分の眼で観るようにしています。

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