Category美術・写真・民芸 1/1
美術展「川端龍子VS.高橋龍太郎コレクション」会田誠, 鴻池朋子, 天明屋尚, 山口晃 ~大田区立龍子記念館

久々に美術展へ行ってきた。大田区立 龍子記念館。展示室入口で、いきなり出くわす、この絵は川端龍子の「香炉峰」1939年作 左右幅7メートルの大迫力(245×727㎝)。龍子記念館蔵香炉峰は中国江西省北端にある廬山の一峰。海軍嘱託画家として日中戦争に従軍した川端龍子の作品。圧倒する大画面ながら、透視される戦闘機は、消えゆくはかなさを語っているようだ。これは「水雷神」1945年作 これも大きくて左右幅5メートル。(243×...
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「チェコ ポーランド ハンガリーのポスター」 青幻舎ビジュアル文庫

チェコ、ポーランド、ハンガリーのポスターが素晴らしい。 本書は、これらをまとめた青幻舎のビジュアル文庫シリーズのひとつ。 文庫本サイズだが、中身が濃い。3か国200作品以上のポスターが掲載されている。時々、この本を取り出してはパラパラ眺めながら楽しんでいる。 なかでも、気に入っている作品を以下に並べてみた。どれもクオリティがとても高い。 ポスター画像をタッチすると拡大します。 チェコスロヴァキア ...
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「ジュリアン・オピー展」 東京オペラシティアートギャラリーにて

東京オペラシティアートギャラリーにて、「ジュリアン・オピー展」を観て来た。 近年観た展覧会の中で一番いい。 どの作品も、近寄って観ると、大胆に簡略化したフォルムや太い線が、すでに動的で、 その一方で、高さ2メートルほどの人物立像作品(下図)を遠ざかって観ると、単純化されているにもかかわらず、作品のそばにいる観覧者と見間違えるほどにリアルで。 加えて、人物像の表情や、精神的内面まで見えてくるから、...
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美人画 ~図書館で出会った日本画

「日本の美女」(平凡社)というこの本に、図書館で出会った。 こちらを見つめる、表紙のこの眼差しに驚かされた。 この絵の題は「婦人」、北野恒富(1880-1947)という画家がポスターの原画として描いた1929年の作品。当時、このポスターが駅に掲示されるとすぐに盗まれたらしい。(表紙画像にタッチすると原画全体が見れます) 本書には江戸時代を含む多くの画家(絵師)による「美人」の絵が掲載されているのですが、明治...
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美術館に行ってきた。 ~根津美術館「新・桃山の茶陶」

時には、こういう展示を見て、心を洗うのも良い。 まずは、美術館のホールにある、中国6世紀ごろの菩薩像や如来三尊像をみて気持ちの準備。 いざ、突入。 たくさん展示されている黄瀬戸、志野焼、瀬戸黒、絵唐津、織部焼、一点一点丁寧に見た。(桃山の茶陶は1596年~1624年に降盛を極めたという) 主な展示作品リストはこちらから。(根津美術館公式サイトより) 当たり前だが、茶陶などの器は、手に取って見るもの、絵画...
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美術館に行ってきた。 ~三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展」、出光美術館「江戸絵画の文雅 魅惑の18世紀」

「フィリップス・コレクション展」 三菱一号館美術館 この展示作品の多くは、下記から見ることができます。 https://mimt.jp/pc/gallery.html (三菱一号館美術館の公式サイト) そのなかで、気に入った絵画を5点あげてみました。 どれも持って帰りたい。 ほかには、クレーやカンディンスキーの絵が気になりました。 色がくすんでいるのです。照明の影響なのか、絵の具の劣化か、元々こうなのかな?(下記5点の色彩...
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美術展「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」 ポーラ美術館開館15周年記念展 2017年3月18日~9月24日

「破壊する画家」ピカソと「語る画家」シャガール。 世界初の2人展。紡ぎ出される愛と平和へのメッセージ。 これがこの展覧会のキャッチフレーズ。 無性に油絵が見たくなる時がある。 ストレートに「本物」が見たい。 霧が流れるポーラ美術館(箱根)へ行ってきた。 絵画の展示点数が多く、どれも良くて、大満足。 その中でも、持って帰りたかった作品。 シャガールの「婚約者達」の大きな絵と、ピカソの「坐る女」の小...
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美術展「写真家ソール・ライター展」 Bunkamuraザ・ミュージアム

ソール・ライター(1923 - 2013)という写真家の展示を見て来た。 優れた写真家の誰にも思うことは、素晴らしいシャッターチャンスとその構図。 感性、センスはもちろんだが、日常の中の発見力に加えて、動体視力と美的視力に直結する、シャッターボタンを押す反射神経。 この作家は、縦位置の写真が多いです。 写真の多くの面積を占める背景(前景)に、撮影対象の人物を比較的小さく配置する。 この背景(前景)に、写真...
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電話帳の世界をのぞき見る。 その1

海外のホテルで、分厚い電話帳を開いてみると、その都市の臭いがした。 かつて、そんな経験をすることがありました。 電話帳の中の小さな広告は言わば、その街の小さなカケラ。 時の歯車を巻き戻し、ネットじゃ味わえない 小さなカケラを拾ってみました。 ...
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朝鮮半島から渡ってきた石造人物像

← 高麗美術館の入り口にある石人像金沢で見つけた医院前の石人像中段は根津美術館裏門の像 朝鮮石人像は本来、朝鮮半島各地にある王陵などの墓守として、造られ建てられたもの。 そのほとんどの像には、文字が刻まれておらず、建てられていた場所を離れると、その由来はもう解らなくなってしまう。 実は、このような石人像が日本各地にたくさんある。古美術商の売買品となって個人の庭にも建っている。どこかで見た方もいらっ...
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美術展 「オープン・スペース 2014」展 楽しいアート! NTTインターコミュニケーション・センター (ICC)

空間をたっぷりとった展示スペース。まず、これが嬉しい。 現代美術作品とコミュニケーションできる。肩ひじ張らない、お子様でも楽しいアート。 ◆「指紋の池」 ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司) 装置に指を当てて指紋をスキャンする。そうすると、全面の大きなスクリーンの「池」に自分の指紋が表示され、それがゆらゆらと動きだす。つまり指紋の池に放たれる。ああそうか、池にはたくさん泳いでいるのは、人...
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美術展 「楽園としての芸術」 ~ 障害ある人たちによる作品展 (東京都美術館) 楽しいアート!

上野の東京都美術館で開催の「楽園としての芸術」展を見た。 ダウン症など障害ある人たちによる作品展だ。 見ていて楽しい。楽しいアート。 即興演奏、アドリブというかインプロビゼーションの勝利。 失敗を恐れない。 製作過程の映像も展示されている。 これを見ていると、山ほど描いている。 画用紙の周りに、たくさんの色の絵の具を満たした瓶が並べられていて、その瓶ごとにに、それぞれ筆が立てて...
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美術展 「台灣の近代美術 ~留学生たちの青春群像(1895-1945)」 ・ 「台湾絵画の巨匠 ~陳澄波 油彩画作品修復展」 (東京藝術大学大学美術館)

東京藝術大学大学美術館にて、関連する2つの展覧会を見て来た。◆台灣の近代美術 ~ 留学生たちの青春群像 (1895-1945) 1910年代半ば~1930年代終わりにかけて、台湾から芸大に留学し、1945年の終戦までに同校を卒業して行った、台湾人留学生たちの作品を一堂に集めた展覧会。 芸大卒業後の彼らの足跡は、東京はじめ日本に滞在した後、台湾に帰る者、中国へ渡ってのちに台湾帰国する者も多かった。フランスへ向かった...
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ポコラート宣言 : 「純粋」で「切実」な行為や表現が「逸脱」した存在となった時、 私たちは、そこに「芸術」としか言いようのない美しさを感じる。 ポコラートは、障がいの有無・年齢・経験を問わず、その「芸術」を世界に解き放つ。

「ポコラート宣言 2014」という美術展。 (主催:千代田区、アーツ千代田 3331) 美術展が言ってる事が、なんだか、てんでワカラナイ。 まず、ポコラートとは、「障がいのある人・ない人・アーティストが、核心の部分で相互に影響し合う場」 という理念を示す名称、らしい。 うむ。ちょっとは、分かった気もするが、やはり何言ってんだかワカラナイ。 ま、展覧会場に行けば、納得するはず。 さて・・・。 ...
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「イメージの力 ~国立民族学博物館コレクションにさぐる」 国立新美術館 2014年 6月9日まで

良かった良かった。こういう質の高い展示は嬉しい限りです。 国立新美術館と国立民族学博物館の共同企画。 「人類の歴史は、イメージの歴史でした。イメージは文字に先行し、さらには言葉の源になったと考えられます。世界の本質や構造にかたちや色を与えて視覚化することは、人間に与えられた根源的な資質のひとつなのです。」(展示概要から引用) うーん、なるほど。そう、声・手・木・茎で音を発することや踊るこ...
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生誕130年 川瀬巴水展 ~郷愁の日本風景 千葉市美術館 2014年1月19日まで

千葉まで行って見てきた。満足! 川瀬巴水は、大正・昭和の浮世絵師、版画家。(1883年(明治16年) - 1957年) 川、運河、せせらぎ、海、雨にぬれた路・・・と水辺が好きな川瀬巴水。 夜の静寂、遠くの灯や火、月が好きな巴水。 雪景色、絵の奥へと続く路、ひとり黙々と歩く人・・・詩情的な風景。 たくさんの展示でしたが、飽きない。すばらしい。持って帰りたい版画が何点もあった。 、 巴水と同...
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ジョセフ・クーデルカ写真展 東京国立近代美術館

なにしろ、クーデルカ大好き。 今回は、最初期の作品から現在までズラリと並んだ、見ごたえある展示だった。 いいな欲しいな、これ以上書くことがない。 写真集は眺めていたが、現物の写真作品を目の前にすると、いきなり異次元空間に放り込まれたようで呼吸困難になるほど。所詮、写真集のような印刷されたものは、作品を見た事にはならない。まして、ネット上のチンケなデジタル画像からは、何も伝わらない。 ...
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「琉球の紅型 」 日本民芸館 ~2012.11/24

紅型(びんがた)と読む。 美しい。多色で濃厚な柄でも、軽やかでリズム感があり、みる者においでおいでと誘う。 藍もある。なんと楚々としていることか。 こんなデジタル画像をみてても何も伝わらない。民芸館にすっ飛んで行って、実物のエネルギーに遊ばれてみよう。 型紙をつかう型染め、手書きですべて描く筒描きがある。絵柄はアジア風、中国風、日本風モチーフからのエッセンスが反映されている。 ...
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アラブ・エクスプレス展 森美術館 2012.10/28まで開催

企画意図がシャキッと伝わってくる、とても気持ち良い美術展だった。 今後は作品数がもう少し増えてくれば嬉しい。 アラブ諸国について、知らないことが多すぎる。行ったこともない。 そんな私でも、すんなり馴染める展示だった。 映像あり、アニメあり、絵画あり、写真あり、立体もある。 出口付近には、アラブ諸国の本を並べた休憩スペースまで用意されている。 ぜひ、森美術館へ。 ...
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祈りと祝福の藍布 ~中国貴州ろうけつ染め展

中国の少数民族ミャオ族の女性達の藍染めです。 龍、植物、鳥、昆虫などをモチーフに、民族が伝えてきた世界観や日常の生活観が垣間見れます。 丹念に製作された品々、つつましやかな気持ちが、ゆっくり伝わってきました。 時折、こういうものを見とかないと、自分が脱線していることに気づかない。 (財)日中友好会館 東京都文京区後楽1-5-3 入場無料 開催期間:1/28~2/22 月曜休館 10:00~17:00 ...
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アート展 「スズキコージ ワンダ~ ? フル・ゾーン」 コニカミノルタプラザ

あのスズキコージ氏の企画展が、新宿コニカミノルタプラザで開催される。11/2~18(10:30~19:00)企画展・公式サイトはこちらからわたくし的には、童話の挿絵。いや、挿絵に童話が寄り添ってるという感じだった。底知れぬエネルギー。それは爆発的じゃなく、ふつふつユラユラ永遠に湧き上がってくるような、独特な世界観。あらためて、スズキコージ・ワールドに酔いしれたい。(60点展示)...
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鬼海弘雄写真展 東京ポートレイト 東京都写真美術館

普通にしてなさい、と教わってきた。ひとと違うことに、ビクビクさえする始末。人生の途中で、なんかのキッカケで、そんな路線から自由になった人。もともと、これが私の普通です、という人。そんな人々の写真を、次から次へと見て歩く楽しさ。写真家が丹念に撮って来た30年を圧縮した、密度の高い空間。大満足でした。ひとって、ひとりひとり、みんな違う、という、実に当たり前のことに、私は最近ものすごく気付いている始末。ひ...
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ジョセフ・クーデルカ プラハ1968 東京都写真美術館 ~7/18

-この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-ジョセフ・クーデルカ この写真家の構図が好き。 フレームの中で、写真にしたいものを自由気ままに集め配置して、そのフォルムも好きにいじりまわして。まるで魔法。写真で風景を切り取る、の正反対。 会場中央で、写真と映像を取り合わせた、ジョセフ・クーデルカ製作の映画を上映していた。そのエンディング映像シーンで、ジョセフ・クーデルカ本人が、走る戦車の一...
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結城座 江戸糸あやつり人形 はけの森美術館

江戸時代から370余年つづく人形劇団、結城座。 小金井市立「はけの森美術館」で、結城座展。 6/1~7/3 石橋蓮司が劇団第七病棟を結成したころ、緑魔子は、結城雪斎や結城孫三郎とともに、この結城座で人形と競演していた。人間と人形、サイズは大きく違うのですが、違和感なかった。...
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写真展「きずな」 下薗詠子 コニカミノルタプラザ

第36回木村伊兵衛写真賞 受賞作品展 写真の前に立つと、 向こうからつぶやきかけて来る、叫んでる。 作品ごとに、小さな芝居小屋。 ためらいながら次をのぞき込む、どきどき感。 写真が生きてる息してる。 ...
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菊池和子 写真展|山雅子 写真展|川口和之 写真展 コニカミノルタプラザ ギャラリー

菊池和子写真展 ポルトガル ~時との語らい~ 展示スペースに一歩足を踏み入れて、すぐに感じた。 それは、ポルトガルに住む人々の日々の生活の温もり、そして作品の素直さ・安定感、写真家の柔らかな知性とキャリア。 どの作品も、そこに永くいないと撮れないな、と思いながら一巡した後にパネルを見ると、6年もポルトガルに在住していたとのこと。 そして菊池氏から、ポルトガルの素晴らしさ・住みやすさをお聞きした。...
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奥 初起 写真展|池上洋平 写真展|米屋浩二 写真展 コニカミノルタプラザ

奥 初起 404:Page Not Found (↓) India 2008 パネル仕立ての大きな展示でスケール感があります。 中国、インド、ブラジルなど、その国ごとの、土の臭いの違いを感じることができます。 地すべりなど自然災害がない限り、自然は土をあらわに露出することはない。 土があらわなのは、人間の仕業、文字通り自然に優しくない。 乾いた土、コンクリート建築物、そして古い崩れたレンガやコンクリ片の残...
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木村伊兵衛写真賞35年周年記念展 |川崎市民ミュージアム

今日が展示の最終日。滑り込みセーフ。現在の写真を、あらためてオサライ!(できることの幸せ!!!)写真も現物(作品)をまのあたりに見ないとネ、写真集やネットの、矮小化された小さなコピー画像を見てても学べない。感じない。当ミュージアムの公式サイトでは次の方々の展示と書いてありますが、これ以外の写真家の展示もありました展示作家第30回(2004年度)中野正貴 第31回(2005年度)鷹野隆大 第32回(2006年度)本城直...
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[かがやきの瞬間]~スナップショットの魅力 ポール・フスコほか|日本の新進作家展vol.9~ニュー・スナップショット 池田 宏彦ほか

収蔵作品展 [かがやきの瞬間] ~スナップショットの魅力 (東京都写真美術館)ポール・フスコに出会えたことが大収穫でした。1968年NYからワシントンへ、ロバート・ケネディの遺体搬送列車から撮影した作品群。田舎な風景、沿線住民の貧しさ、アメリカの生な真面目さがみえる。車窓からの流し撮りが効いて、背景のブレの中に人々だけが、妙に浮き上がる写真。 1968年6月、ホテルでの演説後、会場を出る近道として調理場を通る...
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隅田川 ~江戸が愛した風景 江戸東京博物館

隅田川は江戸のアミューズメント・パーク。川端に出れば一気に広がる視野、ほほを撫でる川風。これだけでも充分に癒されたことだろう。橋の上ならなおさらだ。平屋が並ぶ街だから、橋の上は眺望が効くところ。遠く富士山をながめれば日ごろの憂さも晴れるというものだ。ところで隅田川と言えば、花火。以下、絵の画像にタッチで、拡大します。色味の違いはご容赦。「東都両国ばし夏景色」|橋本貞秀|1859年(安政6年) 超ワイド...
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佐野剛成写真展|武田充弘写真展|橋本聖一写真展 コニカミノルタプラザ

コニカミノルタプラザ 10/8~18知らない人からカメラを向けられるのは嫌なものだ。撮る側はついつい気がひける。肖像権、個人情報やらが追い討ちをかける。だから撮る側と撮られる側の間に一線が引かれ、この線に留まるか、踏み込むかで出来上がるものに自ずと違いが出る。どっちが良い悪いではない。佐野剛成写真展|なぜなら風がその路上で停滞したゆえに写真とタイトルが不思議な緊張をかもし出している右の作品にひかれて入場...
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谷本美加写真展| 藤井ヨシカツ写真展 コニカミノルタプラザ

KONICA MINOLTA PLAZA 東京都新宿区新宿3-26-11谷本美加 写真展 1/2億1800万アジアの恵まれない地域の人々の、生活を働く現場を追い求め写真にする真摯なエネルギーに敬服します。しかし、冷房の効いた新宿KONICA MINOLTA PLAZAに写真が展示されるまでの間に、大方のエネルギーは写真から抜け落ちていた。これは作家側に問題があるのではなく我々見る側に問題がある。日頃TV、映画、新聞などのメディアで我々はこう...
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行きたい美術展

特別展 隅田川 江戸が愛した風景 9/22~11/14 江戸東京博物館隅田川を描いた絵画を160余点を公開。両国橋界隈、浅草、三囲神社、花火などなどバウハウス・テイスト バウハウス・キッチン9/18~12/12 汐留ミュージアムバウハウスが生み出したキッチン関係の作品展示日本美術のヴィーナス 浮世絵と近代美人画7/31~9/12 出光美術館出光の肉筆浮世絵に近代美人画の優品を加え、江戸以来の女性の多様な表現を。特別展 ...
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瀧浦秀雄写真展| 阪口智聡写真展| 二石友希写真展 コニカミノルタプラザ

KONICA MINOLTA PLAZA 東京都新宿区新宿3-26-11瀧浦秀雄 写真展|東京物産鉄橋の塗装工事のため写真のようなギザギザ輪郭になった橋の風景(写真)、無数のブルーシートの重しとして置かれたコンクリートブロックが広大な敷地に点在する風景、ワケあっての工事なんだろうがその理由がまったく不明な風景など、現場作業者の巧まざる真面目な肉体労働の結果が通りがかりの人間に不思議を投げかけてくる。いや地縛霊と同じでその場...
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「奈良の古寺と仏像」展

7/7~9/20 平城遷都1300年記念 三井記念美術館 究極まで切り詰めて製作された仏像は、それぞれの出自を背景に個性を放ちながらどれも完璧でした。その昔、信仰の対象という固定概念から(同時に見捨てられていた存在)から解き放たれ発見された「美」。発見したというそのこと自体が近代化の象徴だったのでしょうがね。しかしこうして見ると、やっぱりお寺にいらっしゃったほうが良いと思いますね。居心地悪そうです。何か集...
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行きたい写真展 東京都写真美術館
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石内都展 tokyo bay blues 1982-1984 蒼穹舎

会場:蒼穹舎 http://www.sokyusha.com/index.html東京都新宿区新宿1-3-5 新進ビル3f Tel/Fax 03-3358-3974海運が主役を退いて久しいが今もって物流の一役を担っている。一方、そんなことは御構いなしに都市の陸側はずっと前に海や港の存在をスッパリ切り捨て見向きもしなくなっている。海べりは単に海運の現場であり工場内であり陸の人間は立ち入れないし、またそもそも関係ない場所である。だから陸の都市の人間が「都市の海べ...
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世界の更紗展

文化学園 服飾博物館 東京都新宿区代々木3‐22‐7 新宿文化クイントビル1Fhttp://www.bunka.ac.jp/museum/hakubutsu.htm会期/2010年7月6日(火)~9月25日(土)いやいや更紗好きにとって、願ったり叶ったりの美術展、ありがたき幸せ。改めて勉強になる勉強になる。以下公式サイトから転載させていただきます。更紗とは、主に木綿布に手描きや型を使って文様を表したものを指し、世界各地で見られます。比較的手軽にできる素朴...
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ウィリアム・エグルストン 写真展

ウィリアム エグルストン氏は1939年米国メンフィス生まれ。76年にニューヨーク近代美術館“The Museum of Modern Art(MoMA)が初めてカラー写真家の個展としてエグルストン氏を取り上げた。この作家の個展が現在、東京都台東区谷中の「元」銭湯の会場で開催されている。街の、特別な風情を一瞬に捉える。な~んともない見慣れた見飽きた街の一角が、部屋の一隅が、その瞬間でしか発色しない色気をまとって、実は我々の前に現れてい...
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ブリューゲル 版画の世界

Bunkamura ザ・ミュージアム ベルギー王立図書館所蔵久々に見る生なブリューゲル。まるで暴力のごとく圧倒的に迫ってくる迫力。言葉が出ない。しばらく、そーっとしておこうと思う。▼会場にあったスタンプ。これはかわいい。▼ブリューゲル(1525~1569)が生きていた頃のアントワープの都市図(1560年代の様子) この絵の中央、川のそばにある一番高い塔を持つ教会が下の写真にある教会。...
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「金村修」写真展 Butterfly Sandwich

会場:「OGU MAG」 東京都荒川区東尾久4-24-7 03-3893-0868 JR東日本 田端駅下車この写真家の写真、初めて生で見ました。大きく引き伸ばし迫力がある展示でした。合わせて映像作品も同時上映。10分ほどの作品です。かつて発表されたものに近作の映像を追加しており、そういう意味では本邦初公開だそうです。内容は、1秒~4秒くらいまでの短い映像が次から次へとフラッシュバックします。ゲームセンターの人形のアップ、...
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ヤン・ライヒ写真展 「Paris」

ライカ銀座店サロンに行ってまいりました。昨年お亡くなりになったチェコの著名な写真家ヤン・ライヒ。(1942年~2009年)なぜか縦いちの写真ばかり20点ほどが展示されていました。窓と窓の間に写真が配置されているためかね。まあまあ、想定の範囲の感じでした。...
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李朝の「木偶」展 豊穣な葬いの群像 at茶房李白

朝鮮時代の葬儀の喪輿(霊柩車ならぬ、おみこし→写真参照)を飾った木の人形や飾りを見て来ました。身分の高い人々の葬儀に使われました。私は今回初めて知りました。19世紀後半~20世紀半ばに作られたものだそうです。これらの人形のバリエーションは、夫婦・家族・童子・童女・両班・儒者・道士・僧侶・楽人・大道芸人。動物では、龍・鳳凰・極楽鳥・鶴・鷺・兎。そして霊獣たち。植物では、蓮花・牡丹など。総じて、素朴な...
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『日本の自画像』 写真が描く戦後1945-1964
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フェリックス・ティオリエ写真展~19世紀末ピクトリアリズムの写真家

フェリックス・ティオリエ(1842-1914)の写真展(世田谷美術館)に行ってきた。朝、小雨の中、ほんとに誰もいな~い、砧公園内を美術館に向かった。こういう前奏曲が効いた美術展は気持ちをゆるゆるソソル。美術館内は数人、こういう環境! 美術を観るに、一番最高だよ。で美術展の中身は、想定の範囲だった。残念一番気に入った写真は、美術展ちらしで取り上げているこの写真だったね。(しかなかった)例えば子供を撮る視線。...
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ブリヂストン美術館と 出光美術館

ブリヂストン美術館『印象派はお好きですか?』公式サイト:http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=79そう言われても・・・って感じですがね。ルオー好きですから、まずこの「郊外のキリスト」1920-1924改めて実物を見る喜びを実感します。美術館ライブ!!次に同じくルオー 「ピエロ」1925 (→)カタログや図録でつまり印刷物上の、縮小された絵画を見るのに慣れた我々にとって、美術館で現物を見る、絵が...
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歌川国芳 ~奇と笑いの木版画~ 府中美術館

府中美術館行ってまいりました。うーん、想定の範囲、新たな発見的なのは感じなかったな。美術館の周りは広い公園で、桜満開。帰りに府中駅前に出て、大国魂神社で厄除け、厄払いに。そして、府中砂場ってところで、ちょいと一休み。犬夜叉とか水木しげるとかの元ですね。こういった絵の方が興味があったね、遠近法など西洋画法を一生懸命取り入れようとした生き様が見える。隅田川の花火これが今回一番刺激的だったな。(色合いが...
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美術館3つ 行くぞ

府中市美術館 『歌川国芳 奇と笑いの木版画』行って来ました、感想はここに。http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi/index.html武蔵野市立吉祥寺美術館 『棟方志功展』http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/ 二菩薩釈迦十大弟子ってのが好きで、1時間でも見てられる。(下記)のようなのが12あるシリーズ作品 原寸は天地高さが1メートル以上ある大作群です。 http://www.e-tsuy...
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