「(続) 非・京都観光ぶらり街歩き、そして貴船の川床」  貴船? それって ド観光じゃ ありませんか!  

1. 非・京都観光ぶらり街歩き ~ 寺町御池から三条界隈   (7/24掲載済み。こちらからご覧ください)

上
2. 貴船の川床 ~ それって ド観光じゃ ありませんか!
  出町柳駅から貴船口駅まで、叡山電鉄はゆっくり走って30分。
  貴船口駅に近づく頃には、箱根登山電車のように緑の谷あいを走り、渓流を下に見ながらの光景になる。

  ホームは、緑に覆われている。やはり街中より涼しい。
  電車には結構な人数が乗っていたが、そのほとんどが、ここで下車。みんな川床に行くんだ。そう、弟も私も、ド観光客。(笑)


中
  駅前には、川床のお店から、各々送迎バスが迎えに来ている。対向車ギリギリの狭い道を抜け数分で到着。
  途中、左手に貴船神社がある。道に沿って右側、数メートル下に川が流れてる。どの店も、川に床を設置している。
  案内されて階段を下り、川床へ。
  貴船川床、私は今回が初めて。ちょっと新鮮。

組1-00000  床にはまだ誰もいない。いま電車で来た一群が今日最初の客。
  座ると、床の下を流れる渓流のせせらぎだけが聞こえる。 川上からは、涼風が絶え間なく吹いてくる。
  なるほど、別世界だ。
  見上げると道側は、よしずで目隠しされている。山側は、川を覆う木々の幹や大きな岩や木の根っこが見える。すなおに言えば、海水浴場の海の家を少し上等にした感じ。

中2  きれいな姉さん方は、みな涼しげな和服姿。
  まずはビール。クハーッ! 良い。
  料理は、ゆっくりしたペースで運ばれてくる。大瓶2本飲んで、日本酒ぬる燗に切り替えた。

  貴船の川床は、そもそも京都庶民の行楽地の催しであったのかもしれない。
  例えば、貴船のお隣の八瀬遊園や伏見桃山城の遊園地で遊ぶ、比叡山でスキー、琵琶湖や木津で泳ぐ、そして叡山や貴船の茶屋で避暑。
下0  その貴船の茶屋が、今や全国ベースの観光地となり、中には温泉旅館の体裁をとる店もあるくらいだ。だから、いい値段をとる。とるがその料理は正直がっかりなもの。ただし、そんな値段なんだから、美味しいんだと自分に言い聞かせることができる人には、問題ない。
  鴨川の川床(つまり、「ゆか」)も、そんなに美味しくはないが、ま、川面に漂ってる先斗町の色香も値段に入っている。
  貴船は、緑と川風を楽しむのが基本。だから、あの値段に緑と川風が含んでいるんでしょう。

  帰りはもちろん叡電。 
  前回、「寺町通り」の話をした時に出てきた お寺 「妙満寺」が、途中駅の木野駅にある。
  出町柳に着くと、ああ暑い暑い。貴船さまさまでした。

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やまなか
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