映画「やじきた道中 てれすこ」  監督:平山秀幸

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  これぞ、娯楽映画、時代劇。いい乗りです。

  お話は、十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」や落語の話やらをもとにしている。
  ストーリーは、ここで書くほどの内容ではないし、弥次さん喜多さんと「てれすこ」だから、おおよそ想像がつく。でも観てのお楽しみ。奇をてらわない、素がいい時代劇。何か、気分転換したいな時にも効きます。

  小泉今日子 (品川の売れっ子花魁・お喜乃)、十八代目中村勘三郎 (お喜乃に惚れてる新粉細工の弥次さん)、柄本明 (歌舞伎役者の喜多さん)、の三人が、いい仕事しています。これを愛でたい。
  宮藤官九郎の映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年)を褒める向きは、観ない方がいい。

  脇役、チョイ役のベテラン俳優たちが、楽しそうに演技してます。
  いま、時代劇を作ってほしいな。


下監督:平山秀幸|2007年|108分|
脚本:安倍照雄|撮影:柴崎幸三|
出演:弥次郎兵衛:十八代目中村勘三郎|喜多八:柄本明|お喜乃:小泉今日子|
梅八:ラサール石井|お仙:藤山直美|沓脱清十郎:吉川晃司|清十郎の妻・菊:鈴木蘭々|与兵衛:笑福亭松之助|おさん:淡路恵子|奉行:間寛平|瓦版屋:南方英二|地廻りの太十:松重豊|地廻りの甚八:山本浩司|花魁・おみち:星野亜希|勘吉:島綾佑|亀:柿澤司|おさよ:中村まの|信吉:吉越拓矢|代貸:國村隼|お喜乃の父・杢兵衛:笹野高史|遊郭「島崎」の女将:波乃久里子|遊郭「島崎」の客:麿赤児|大山講中:大山法哲|羅宇屋:山上賢治|飯屋の女:青木和代|若旦那:加藤隆之|職人:嶋田豪|遊び人:崔哲浩|丁稚:持丸加賀|やもめの息子:柿澤紫音|漁師:綾田俊樹|役者:ベンガル|薬売り:六平直政|宿泊客:諏訪太朗|庄屋:左右田一平|村人:螢雪次朗|鯨岡:佐藤正宏|

【 一夜一話の歩き方 】
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やまなか
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