福島 高湯温泉に行ってきた。

  福島にある高湯温泉に行ってきた。
  福島と山形の県境に沿って伸びる吾妻連峰、この山塊に点在する温泉のひとつが高湯温泉だ。
  福島駅からバスで40分ほどのところにある。ただし、上姥堂経由高湯温泉行は日に5便しかない。
  高湯温泉は、吾妻山中腹、標高750mで、福島の街中とは5度くらいの温度差がある。

0_201507141231240fd.jpg  今日は好天。福島駅西口をバスが出発し、しばらく走ると周囲は広々とした緑の田園地帯になって視野が広がる。向こうに吾妻連峰が姿を見せる。この山に向かってバスは西へと走る。
  山あいに差し掛かると、つづら折りの道が続く。終点のひとつ手前で降りる。ここが高湯温泉。
  バスが行ってしまうと、陽射しの中、静けさが身にしみる。虫と鳥の鳴き声が大きく感じる。そして硫黄の臭い。遠くに福島の街が見える。
  宿は吾妻屋にした。湯は白濁している硫黄の温泉。さっそく湯に入ると、風呂の底に沈殿した湯の花が舞い上がる。源泉の湯の力を感じる。いい湯だ。露天風呂も格別。
  温度は40度~41度くらいだろうか。私には適温。スーパー銭湯より少し熱い感じだ。

  実は高湯温泉はこれで二回目。幼い時に来ている。おぼろげな記憶にあるのは、相当にひなびたところであった。
  真夏だったが、ひどい濃霧の中、狭いつづら折りを、バスはひたすら唸りをあげノロノロ走った。路肩にガードレールは無く、時折タイヤは砂利の上を横滑りした。
  当時は湯治客もいた。そういう施設を初めて見た記憶がある。もちろん今の高湯は現代的になっている。だが、今もいわゆる温泉の観光地化は避けているらしい。

  高湯温泉観光協会 高湯温泉旅館協同組合・公式サイト:http://www.naf.co.jp/azumatakayu/

  高湯温泉(ウィキペディア)の記事:https://ja.wikipedia.org/wiki/高湯温泉

 【ご注意】 ここの温泉は、全国有数の高濃度硫黄泉。帰ってから下着を洗濯したが、硫黄臭が抜けきらない。まあ、これも良しとしよう。


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