最近行ったコンサートから(2)

1)「水の輪コンサート」 ~精神障害者たちによるコンサート (我孫子けやきプラザ ふれあいホール)

  大勢による祭り太鼓、ハンド・チャイムによる演奏、子たちだけの歌と打楽器演奏など。
  それぞれ一生懸命な演奏、本人たちも楽しそうでした。

  なかでも、「Fly me to the moon」をピアノソロで演奏した男性が素晴らく、思わずのけぞった。
  一口で言えば、「この人のジャズ」になっているのだ。
  つまり、 Fly me to the moon をジャズアレンジした譜面を上手に弾きましたといった世界ではない。
  彼のプレイは少しアップテンポでアタックが強い。そして新鮮な響き。彼ならではのピュアな感性が、ガシガシ伝わってくるのだ。聴きいってしまった。
  このプレイに立ち向かえるジャズミュージシャンが、さて日本に何人いるだろうか?



2)「大貫妙子と小松亮太 コンサートツアー」 ~NEWアルバム「Tint」発売記念コンサート (オーチャードホール)
  出演:大貫妙子(ボーカル)  小松亮太(バンドネオン)
  ゲスト:国府弘子(ピアノ)
  バンド:近藤久美子(ヴァイオリン)、天野清継(ギター)、鈴木厚志(ピアノ)、田中伸司(コントラバス)

  ゲストの国府弘子がソロでピアノを弾いた、このオリジナル曲(ソロピアノ曲)が良かった。
  音の選びのセンスが素晴らしい。
  大貫妙子はね、若いころ、いい曲をうまく歌っていた。
  小松亮太と彼のバンドは、上手なんですが、ピアソラ五重奏団を聴いた耳には、あまりにも物足りない。
 
  
  
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やまなか
Posted byやまなか

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