映画「どついたるねん」  監督:阪本順治

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1-0_20151216173404e84.png 阪本順治監督のデビュー作。ナニワの娯楽映画。
 プロボクシング・チャンピオンの安達(赤井英和)が、イーグル友田にノックアウトされる。(映画はこのシーンから始まる)
 リング上で意識不明になり、救急車で搬送される。脳挫傷で急性硬膜下血腫となり開頭外科手術が行われたが、奇跡的に快復、退院した。医師(芦屋小雁)から、もう一度ボクシングをすれば生命の保証はないと宣告された。引退である。

 安達が所属するジムは、家電販売の店頭を改造したおんぼろ零細ジム。正規のリングサイズのスペースがない。ただし歴史はあるようだ。ジムのオーナーは、鴨井(麿赤兒)といい、娘の貴子(相楽晴子)と二人三脚でやっている。安達に続くボクサーはいない、やっとそこそこなのは若い清田(大和武士)だけ。
 安達は引退して(せざるを得なくて)選手を諦め、ジムを開くことにした。資金は北山(美川憲一)が出した。広々とした明るいジムが完成。トレーナーを募集し、元チャンピオンの左島という男(原田芳雄)が雇われた。

 安達のジムは、プロボクサーを目指す多くの若者が集まったが、やがて皆、辞めていった。安達持ち前のファイティング・スピリットがあまりに強く前に出て、皆、日々の指導について行けなくなったのだった。彼はジム経営に向いていないと悟る。

 自暴自棄の日々を越えて、安達は現役復帰する。鴨井のジムに戻ったのである。そして、左島トレーナーの元、貴子も鴨井も応援した。復帰する試合の対戦相手は、なんと!教え子の清田である。清田はこの間、力をつけていたのだった。さて、その試合は、いかに・・・。
 
下監督・脚本:阪本順治|1989年|110分|
撮影:笠松則通
出演:赤井英和(安達)|麿赤兒(ジムのオーナー:鴨井)|相楽晴子(その娘・貴子)|大和武士(清田)|笑福亭松之助(安達の父親)|正司照枝(安達の母親)|芦屋小雁(足立を診た医師:宮田)|輪島功一(輪島功一)|結城哲也(原田会長)|大和田正春(安達をノックアウトした勝者:イーグル友田)|升毅(ジョー)|ハイヒールモモコ(レポーター)|山本竜二(マスター)|美川憲一(安達を資金援助する北山次郎)|原田芳雄(元チャンピオンでコーチに雇われた左島牧雄)|


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