池脇千鶴の出演映画
2016年01月21日 公開
これまでに記事にした映画の中から、池脇千鶴出演の映画を拾ってみた。
池脇が出ている映画はなかなか魅力的なものがある。
◆「きみはいい子」 (2015年、監督:呉美保)・・・大宮陽子 役

暗そうな社会派ドラマのようにみえますが、至って明るくあっさりした感触。ラストはあたたかく、涙かも・・・。
ある街が舞台となって群像劇が展開されます。
3つのストーリーが自然な接点を介して互いに作用しあい、どこにでもある普通のこの街が内包する多面性を、無理なく引き出しています。よって、観客は自身が住む地域においても、「私が知らないだけで、きっとあり得る現実」だなと感じながら、(映画が語るのに歩調を合わせ、親近感を抱きながら)、映画を観ていくことになります。うまく出来ている。(記事の続きはこちらから)
◆「神様のカルテ2」 (2014年、監督:深川栄洋)・・・東西直美 役
つまんない。
ただし、出演俳優に寄り添って観る向きには、いいのかもしれません。
前作の「神様のカルテ」は、いい映画だったと思います。(記事の続きはこちらから)
◆「そこのみにて光輝く」 (2014年、監督:呉美保)・・・ 大城千夏 役
これも残念な映画でした。
◆「指輪をはめたい」 (2011年、監督:岩田ユキ)・・・ 鈴木和歌子 役

ライトタッチなコメディ。語り口がスピーディで小気味いい。
三人の女性から、すごく積極的に言い寄られる男が、四人目の女性を選んだ顛末。この男・片山輝彦29歳(山田孝之)は、頭を打って記憶の一部が欠落してしまった。日常生活に復帰すると、三人の女性たちが、なぜか、なぜか! 言い寄ってくる。なぜ? 当の本人は、訳ワカラナイ。ワカラナイが、まったくもって悪くない。日替わりで、時間割で、精力的に付き合い始める。誰がいい、じゃなく、片山の、それぞれへの愛は深まるばかり。もちろん、相手の女性たちは結婚を前提にしだす。(記事の続きはこちらから)
◆「神様のカルテ」 (2011年、監督:深川栄洋)・・・東西直美 役

いい映画だ。
日本の医療が抱える問題点をわかりやすく、かつ、すがすがしく伝えてくる映画。1978年に御生まれの原作者は現役の医師。当事者だから、うそが無い。24時間、救急外来の受け入れを目指す、本庄病院が映画の舞台だ。医師や看護師の人数や、ベッド数、診療科の数、どれもが少ない小規模病院のようだが、医師や看護師の力量・意欲は、そこらへんの病院に決して負けない。
主人公・栗原(櫻井翔)は本庄病院の内科医。5年目だ。この病院の不思議に、(記事の続きはこちらから)
◆「パーマネント野ばら」 (2010年、監督:吉田大八)・・・ともちゃん 役

良かった。どうせテレビドラマ的映画だろうと思ってたが、やられた! 哀しみと笑いがブレンドされた大人味。さびれた小さな漁港、まともな人は、もうとっくに町を出て行ってしまった。残っているのはカスだけ。町に一軒だけの美容室・野ばら。ここに自ずとカスの女たちが集まる。パンチパーマをしてもらいながら、飽きもせぬ尽きもせぬY談花盛りのオバちゃん達。主人公ナオコ(菅野美穂)はこの美容室が実家、子連れで出戻っている。ナオコの幼馴染に、みっちゃん(小池栄子)、ともちゃん(池脇千鶴)がいる。みっちゃんはこの町でフィリピンパブをやってるやり手。夫が店の子に手を出す、ついにある夜、(記事の続きはこちらから)
◆「音符と昆布」 (2008年、監督:井上春生)・・・小暮かりん 役

宅急便が来たとドアを開けると、火星人「小暮かりん、25歳」が立っていた。
この時から、おもいっきりの混乱が始まった。そして、ももの知らなかった人生が次々に明らかになる。小暮ももは作曲家の父と二人暮らし、それともう1名、ももの彼氏が同居中。彼女にはふたつの不幸せがある。母がいないこと、生まれつき嗅覚がないこと。でも勝気な性格と、鋭敏な味覚・食感でフードコーディネーターとして頑張ってる。「数字でレシピ」なんてことで、そこそこ知られるようになった。慰めが必要な時はバスタブにオレンジを浮かべる。香りはわからないが、ビタミンカラー、視覚で目を癒やせる。人は欠けているものを、違うものでおぎなえると確信している。(記事の続きはこちらから)
◆「ストロベリーショートケイクス」 (2005年、監督:矢崎仁司)‥里子 役
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恋に悩む東京の女4人、それぞれの生きざまドラマ。
その、それぞれの生きざまは、世の中、こんな女がいるだろう、と思われる女性像を、意識的にデフォルメして、美しく標本化し、花のイラスト図鑑のように仕立ててある。
◆「きょうのできごと」 (2003年、監督:行定勲)・・・ちよ 役

好きな映画です。何回観てもいい。
正道は京都の大学院に合格し、大阪から京都に引越しした。ここに友人たちを集めてささやかな飲み会が始まる。けいと(伊藤歩)真紀(田中麗奈)ふたりの女は酔って男に絡む。男はみな気弱。自宅パーティでありがちな、ウダダラした飲み会。呑めるヤツは呑んで騒いでいる。テレビ見てるヤツも。そのテレビでなにげにニュース。日本海の砂浜(京都府)にクジラらしきものが打ち上げられているというニュース。堺市で男がビルの隙間にハマって動けなくなってるニュース。いやもう、どうでもいい、つまらん話なんです・・・・・が、これが、映画になってるのです。(記事の続きはこちらから)
◆「ジョゼと虎と魚たち」 (2003年、監督:犬童一心)・・・ジョゼ(くみ子) 役

ジョゼのような特異なキャラクターをやらせれば天下一品の池脇千鶴。そしてジョゼの目線から描き出すアンダー気味で、空想味な悲恋ストーリー。
主役の恒(妻夫木)は、映画冒頭の女性と、将来福祉にたずさわりたい上野樹里と三角関係。そしてジョゼにも惚れた。ジョゼこと久美子は児童養護施設で育った。そして ばあさんが育て上げた。施設で同窓の男が近所でヤンキーになり町工場で働いている。ジョゼの心が一番オープンになれるのは、このヤンキーの前だ。「何ゆーてんね、ボケか!」と大声でぶちかますジョゼに実はヤンキーは惚れている。ヤンキーが、ばあさんのバリヤーでジョゼに近づけなかったのに、恒がスイスイ侵入できたのは、ジョゼが恒を愛しているからこそ。(記事の続きはこちらから)
◆「大阪物語」 (1999年、監督:市川準)・・・霜月若菜 役

コンビを組んで20年、めおと漫才の「はる美&りゅう介」(田中裕子、沢田研二)夫婦のスッタモンダと、その娘・若菜14歳(池脇千鶴)の青春を描く。はる美とりゅう介は、若菜と一郎のふたりの子を抱え、郊外にある2K程度の狭いアパートに住んでいる。敷布団2枚敷いて、一家四人は川の字になって寝る。こんな仲睦まじい家庭を持ちながらも、りゅう介は若い女にうつつを抜かす。妙子という女が妊娠した。りゅう介は、こともあろうに、一家が住んでいる同じアパートの同じ棟、その4件先に部屋を借りて、妙子との新生活を始めた。「しょーもな!」と、吐き捨てるように はる美は言ったものの、りゅう介の女性遍歴はこれに始まったことじゃない。 免疫はできている。だが今回、さすがの はる美も怒り心頭。(記事の続きはこちらから)
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