美術展「写真家ソール・ライター展」  Bunkamuraザ・ミュージアム

無題

 ソール・ライター(1923 - 2013)という写真家の展示を見て来た。

 優れた写真家の誰にも思うことは、素晴らしいシャッターチャンスとその構図。
 感性、センスはもちろんだが、日常の中の発見力に加えて、動体視力と美的視力に直結する、シャッターボタンを押す反射神経。

 この作家は、縦位置の写真が多いです。
 写真の多くの面積を占める背景(前景)に、撮影対象の人物を比較的小さく配置する。
 この背景(前景)に、写真の中の物語を語らせる。

 写真家で画家でもあるソール・ライター。だが、グラフィック・デザイナーの感性を強く感じます。

 モノクロ作品は、1950~60年代に活躍したスナップ写真家たちに共通するイメージを持っている。
 これもいいですね。

無題2

 
公式サイト:http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter/

ソール・ライター(ウィキペディア):https://ja.wikipedia.org/wiki/ソール・ライター


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やまなか
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