京都へ行ってきた。 湯上り気分で街歩き。
2017年06月08日 公開

親戚の集まりで京都へ行ってきた。
そのついでに、ちょっと京都観光。
錦湯 京都の銭湯

錦市場(錦小路通)と堺町通が交わる辺りに、錦湯という銭湯がある。
その場所は、錦市場(地図中の黄色部分)のすぐそばだけど、堺町通の町家街並みに溶け込んで、ひっそりとある銭湯。
(地図はクリックすると拡大します)
前から気になっていた銭湯で、その外観が「入れ」と誘っているので今回入ってみた。
午後4時きっかり、のれんを潜ると、中は古い。
昭和2年創業らしいが、そのままではなかろうか。
板張りの床の脱衣場ではジャズが静かに流れている。(一方、大型液晶TVからはニュースが流れてる)
脱衣箱(キャビネット)の上には、常連客の名が大きく書かれた脱衣かごが並んでいる。
さっそく、浴室へ入ろうとすると、年配の先客がもう上がって来た。昔からの常連さん。
浴室の壁はタイル張り、ペンキ絵はない。でも、私はまったく気にしない。

電気風呂がいい。ちりちりと微細にモワッと感じる電気じゃなく、グギグギと粗い強弱があって、電気の周波数の波が大きい。効く!
身体を洗おうと風呂椅子に座ったら、腰がぐんと沈んだ。
通常の椅子より、ずっと低いのだ。カラン(湯水の蛇口)も低い位置にある。
ここの客は小柄な人が多かったんだろう。
浴室内の広告(プラ板看板)のなかに、私の好きなうどん屋の冨美家がある。店は錦湯と同じ堺町通沿い。
目に付いたのは大書堂の広告。古書店の広告か、「江戸~現代」と書いてある。銭湯と言う極・日常の中に江戸がある。
あとで調べたら、和本・巻物・浮世絵・近代現代版画の専門店。
気持ち良い湯上り気分で、のれんを潜ると、錦湯の玄関先に長刀鉾(なぎなたほこ)のちまきを見つけた。
ああ、ここは祇園祭の長刀鉾のエリアなんだと気付いた。
錦湯:京都市中京区 堺町通 錦小路下ル 八百屋町535
冨美家 錦店:京都市中京区 堺町通 蛸薬師下ル 菊屋町519
上の地図内の赤枠ゾーンの拡大図が、こちら。
通りのどん突き
せっかくの湯上りなのに、錦市場は大混雑。
各国からの観光客に加えて、各地からの修学旅行の中学生。
市場内のあちこちで立ち食い。ここは、もう、屋台通りだ。
そんなわけで、タオルを首にかけた私は、混雑を避けて、錦小路通の一本北の蛸薬師通を選んだ。
まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
姉小路通、三条通、六角通、蛸薬師通、錦小路通

さて、京都の道は碁盤目だというが、繁華街のど真ん中に、通りのどん突き(突き当たり)がある。
つまり、碁盤の端。昔の亰の、東の端。これが新京極通。
錦市場(錦小路通)を東に進めば、錦天満宮で、どん突き。(地図中の6)
蛸薬師通も、同じく、蛸薬師堂でどん突き。(地図中の5)
六角通も、同じく、誓願寺でどん突き。(地図中の3)
錦市場や新京極通や寺町通だけを歩いていては、こういうことは分からない。
誓願寺から北、本能寺までは、以前に記事にしました。こちらから、お読みください。
その誓願寺前で、京都市上下水道局職員が「めっちゃ大好き、京都の水道水」という謎のウチワとチラシを配っていた。
チラシでは「ふるさと納税で琵琶湖疏水 通船復活※」と宣伝している。
京都は水の豊かな街だが、水道水は琵琶湖疏水から、つまり琵琶湖の水に頼ってきた。
そんなことで、私は翌日、琵琶湖へ向かった。(続きは、こちらから)

琵琶湖疏水の沿線、つまり大津・京都間(山科・岡崎地域)の更なる活性化事業。
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