「ジュリアン・オピー展」 東京オペラシティアートギャラリーにて

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 東京オペラシティアートギャラリーにて、「ジュリアン・オピー展」を観て来た。
 近年観た展覧会の中で一番いい。

 どの作品も、近寄って観ると、大胆に簡略化したフォルムや太い線が、すでに動的で、
 その一方で、高さ2メートルほどの人物立像作品(下図)を遠ざかって観ると、単純化されているにもかかわらず、作品のそばにいる観覧者と見間違えるほどにリアルで。
 加えて、人物像の表情や、精神的内面まで見えてくるから、あら不思議。
 また、上図の約6m×6mの作品は大きいながらも、よく見ると、これも人物表現はものすごく繊細なんです。

 動画もいいよ。(上図の奥や下図中央に見える作品)
 大きな液晶画面内を歩く走る複数の人物たちは、いつまで観てても見飽きないから、これも不思議だ。

 壁にある絵画に見える作品は、実は、フォルムを切り抜いた板(アルミ)を、重ねて貼り合わせた立体アート。どれも色味抜群!
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やまなか
Posted byやまなか