映画「鉄路の闘い(斗い)」 監督:ルネ・クレマン(1945年)

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彼ら鉄道員の多くがレジスタンスとして活動した


 第二次世界大戦、終戦直後1945年製作のこの映画を一言でいえば、レジスタンス運動に加わった鉄道員の苦難の活劇。
 冒頭に、レジスタンス国民会議とフランス国有鉄道の協力でこの映画は完成したというメッセージが入る。
 だから活劇というより、ドイツ軍に対するレジスタンスの勝利宣言をうたう映画と言える。

 1940年6月フランスへ侵攻したドイツ軍は、フランス域内での迅速な軍事輸送に鉄道が欠かせない。よって占領されたフランスは、国鉄の鉄路と機関車およびその運行にかかわる鉄道員業務について、全面的にドイツ軍に協力せざるをえなくなった。
 しかしその一方で、ドイツ軍のフランス国鉄利用を逆手にとって、鉄道員が立ち上がった。つまり、鉄道員有志はあらゆる手段を使って鉄道運行を妨害する抵抗を始めた。レジスタンスの幕開けである。そして彼らは鉄路の各所で奇襲作戦に出た。 
 
 注目すべきは、映像のリアルさが半端じゃないところ。
 なにしろ1945年製作の戦争映画。つい昨日までの戦争を映画にしたわけ。
 だからドイツ軍の戦車や装甲車両は実物だろうし、これらを牽引するフランス国鉄の蒸気機関車は当時の実物。
 かつ、これらがレジスタンスの策略によって、ドイツ軍軍用列車が高速走行中、脱線転覆、崖下に落ちていく映像はリアルの極み。
 さらには、キャストにはレジスタンス運動に加わった人々も多くいるらしい。


オリジナルタイトル:BATAILLE DU RAIL|THE BATTLE OF THE RAILS|
監督・脚本:ルネ・クレマン|フランス|1945年|86分|
台詞:コレット・オードリー|撮影:アンリ・アルカン|
出演:トニ・ローラン|リュシアン・ドゥザニョオ|ロベール・ルレイ|サリナ・ドーラン|ほか
一

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銃殺される鉄道員
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爆薬を仕掛ける

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やまなか
Posted byやまなか