映画「ビューティフル・デイ」 監督:リン・ラムジー

上

 いい映画です。
 スリラー、サスペンスの領域を軽やかに超えるこの作品は、苦い、大人のファンタジーへと向かおうとしている。
 そのベクトルの力がこの映画の見どころです。
 荒々しい残忍さ、悪への怒り、もしくは正義、悲惨な体験と精神的苦悩、そして沈黙の幻想的な美しさ、昇華する孤独、共鳴し合い始めた二人の心、ジョーとニーナ。

 リン・ラムジー監督の映画は、心をヒリヒリさせる。
 ジョーとニーナのラストシーンが素晴らしいです。

 下記の予告編は、残念ながら映画の見どころをまったく無視して、これじゃあ、よくあるクライムサスペンスのようになってしまってる。

予告編 決め
http://beautifulday-movie.com/

あ

い


オリジナルタイトル:YOU WERE NEVER REALLY HERE
監督:リン・ラムジー|イギリス=フランス=アメリカ|2017年|90分|
原作:ジョナサン・エイムズ|脚本:リン・ラムジー|撮影:トム・タウネンド|
出演:ジョー(ホアキン・フェニックス)|ジョーの母(ジュディス・ロバーツ)|ニーナ・ヴォット(エカテリーナ・サムソノフ)|ジョン・マクリアリー(ジョン・ドーマン)|ニーナの父親アルバート・ヴォット州上院議員(アレックス・マネット)|ウィリアムズ知事(アレッサンドロ・ニヴォラ)|ほか

こちらで、リン・ラムジー監督の映画をまとめています。
images (2)-2これ


写真
写真
写真
写真
写真
関連記事
やまなか
Posted byやまなか