特集:幕末を舞台にする映画

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「京三条大橋」  伝円山応挙画

 幕末を舞台にした映画を集めました。
 どれも、いい映画です。
 ただし、ここにはチャンバラ活劇はありません。
 以下、画像をタッチして記事をご覧ください。


その前夜 ~山中貞雄に捧ぐ
その前夜 157「その前夜」とは、幕末に起きた池田屋事件の前夜のこと。映画は、この事件を、池田屋近くで同じく宿を営む大原屋の家族5人の目線、庶民の目線で描きます。




花ちりぬ
花ちりぬ 157戦前の時代劇か などと、侮ってはいけない。実に現代的な感性で作られた映画。禁門の変の前後の世相を、敢えて祇園の女性だけにスポットを当てて、幕末を描いてみせようとする意欲作。




蛍火(螢火)
蛍火 157京都の表玄関「港町」伏見、寺田屋事件を題材にしているが、そこに住む庶民のつつましやかな生活が話の中心。そしてラストは主音に帰結しない、なにやら落ち着かぬ不安を残す、そんなエンディングがいい。



竜馬暗殺
竜馬暗殺 157時代劇だが時代劇じゃない。ジャンルの壁をぶち壊し、この映画は観客の前に現れた。原田芳雄が今も輝いています。




合葬
合葬2将軍徳川慶喜が政権返上を明治天皇に奏上した大政奉還1867年から翌年1868年までのお話。世の中の土台が瓦解する幕末に、武士に生まれたからこその、生き方選択の迷路に迷い込んだ、幼なじみの3人の男たちがいた。



幕末太陽傳
幕末太陽傳 157女郎屋があるこの町は、東海道五十三次の第一番目の宿場町、品川宿。佐平次は実は無一文。勘定を払えず、女郎屋の納戸(布団部屋)に留め置かれる。「居残り佐平次」のお話は、ここから始まるのです。



女と三悪人
女と三悪人 157時は幕末、天保嘉永の頃。場所は華やかな両国。大勢の人出、活気あふれる通りをそぞろ歩く二人、女師匠(山本富士子)と大商人の但馬屋のシーンから始まる。近頃、この江戸の賑わいに陰りが出始めた。ちょっと前まで米一升が120文だったが、今じゃ160文。そんな世の中。



駆込み女と駆出し男
駆込み女と駆出し男 157時は江戸時代、幕末のころ。話の舞台は鎌倉にある尼寺、東慶寺。そこは駆け込み寺、縁切り寺だ。男に追い詰められ、切羽詰まった女たちの離縁の訴えを、寺はしっかり受け止める。



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伏見港(巨椋池)と港街の賑わい。物流・交通の拠点でありました。
巨椋池は周囲約16キロメートル、水域面積約8平方キロメートル(甲子園球場で例えると、約200個分)で、当時京都府で最大の面積を持つ淡水湖でした。(その後干拓)



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やまなか
Posted byやまなか