映画「モーヴァン」 監督:リン・ラムジー

上

 この娘がモーヴァン。
 スーパーで働いている。ごく普通の女の子。

中5
 クリスマス・イヴの日、何の前触れもなく、独り住まいの彼氏が自殺した。
 彼の遺体を見つけたモーヴァンは、しばらく彼の傍らにいて彼の手を握っていた。
 そのうち何やら醒めた様子で一点を見つめている。

中1

 薄暗い部屋。モーヴァンは彼に背を向けた。その時、つけっぱなしの彼氏のパソコンが、ふっと目に入った。
 パソコン画面には、大きくREAD ME と書いてある。それは遺書だった。
 「ごめん 自殺は理屈じゃない」、それとモーヴァンに残した励ましの言葉と、「君のための音楽」とラベルが貼られたカセットテープ。
 そして彼の願いがあった。「僕の小説をプリントアウトして出版社に送ってほしい」。そして「葬儀費用は引き出しにある銀行キャッシュカードで支払ってくれ」と。

 この時、彼女の頭にふたつの考えがよぎった。
 ひとつは、彼の小説原稿の著者名をモーヴァン・カラーに書き換えた。(その後、出版社へ郵送)
 中2

 モーヴァンは彼をそのままにして、何事もない様子で仲間が集まるクリスマスパーティへ。
 「あれ、彼氏は?」 「家にいる」

 彼の口座には多額の預金があった。
 モーヴァンは考えた末に、この預金を全額引き落として、職場の仲良しラナとふたりで海外旅行へ行くことを決めた。

中3

 ただし、モーヴァンには難題があった。
 それは、彼の遺体の始末。

 「彼は出て行った」としか言わないモーヴァンを信じるラナ。
 ラナは、思いがけない海外旅行というクリスマスプレゼントを喜んだ。それから‥‥
 おっとその先は、映画を観てくださいね。
中4


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予告編 決め
https://trailers.moviecampaign.com/detail/10257

 この予告編は、READ ME を読んだ翌日25日の、勤務先でのシーンを切り取っただけの動画ですが、本作の雰囲気は味わえます。(公式予告編が見当たらないのです)

 総じて、前半の静かな緊張感は素晴らしいです。さすが、リン・ラムジー監督。こういう描写、好きです。
 ですが後半にかけてそれが緩んでいく。
 しかしモーヴァン役の女優サマンサ・モートンの何とも言えぬ魅力がラストまで引っ張ります。
 モーヴァンの心の内を探るようにして観てください。

オリジナルタイトル:Morvern Callar
監督:リン・ラムジー|イギリス|2002年|97分|
原作:アラン・ウォーナー|脚本:リン・ラムジー 、 リアナ・ドニーニ|撮影:アルヴィン・クーフラー|
出演:Morvern Caller サマンサ・モートン|Lanna  キャスリーン・マクダーモット|Him デス・ハミルトン|ほか

こちらで、リン・ラムジー監督の映画をまとめています。
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やまなか
Posted byやまなか