映画「ザ・ランドロマット パナマ文書流出」 主演:メリル・ストリープ 監督:スティーブン・ソダーバーグ

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この映画は、メリル・ストリープ主演の劇映画です。
タイトルは、ドキュメンタリー映画みたいですが、そうじゃない。喜劇です。
現代のグローバル金融システムによる災いの話ですが、決して難しくないです。
ただし原作は、アメリカのピューリッツァー賞を受賞した調査ジャーナリスト兼作家の著書。

映画タイトルにある「パナマ文書の流出」によって、どんな実態が分かったのか、の入門編として観るのもいいかも。サラっと観れます。
ちなみにパナマ文書とは?‥‥は、コチラのWikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/パナマ文書

中さて、ストーリー。
ごく普通の初老の奥さんエレン(メリル・ストリープ)が、夫と楽しく観光していたのに、突然、観光船が沈没。夫は死んでしまいます。
しかし、弁護士と相談しても生命保険が無効なのです。なぜ?
どうしてこんなことに!と、エレンは憤慨し、事実を突き止めたい。その一心から彼女は行動を起こします。自ずとグローバル金融システムの巧妙さの闇に翻弄されるハメになります。(これがこの映画の大筋)

中3次いで、そもそも「お金」「信用」ってなんだっけを、物々交換の原始時代から事を解きほぐし、難しげなグローバル金融のシステム仕組み※のイケないこと、タックス・ヘイヴン、ペーパーカンパニーなどについて、誰にも分かりやすくする解説役が、この二人の男。(上の画像左端&下の大笑いの画像)
ローン、証券、債券、ファンズ・オブ・ファンズ、先物、株式、デリバティブ、証券化債権、空売り、マージン・コール、各種金融商品、‥‥

二人は、国際的な租税回避のネットワークを築いて、パナマで巨万の富を築く法律事務所の創業者。
つまりは、当事者であるモサック (ゲイリー・オールドマン)と、フォンセカ (アントニオ・バンデラス)は、狂言回しで活躍する重要な役回り。
よって、話がすんなり理解できます!
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また、サイドストーリーが幾つかあって、話に厚みを持たせています。
エレンは、夫の保険金が入るものと考えていた頃に、夫との思い出の地が見えるマンションを買おうと購入予約をしたのですが、不動産投資狙いの富豪のビジネスに物件を横取りされてしまうのです。
また、エレンの夫のほか大勢の乗客を亡くした沈没事故、その観光船運航会社がかけていた船客賠償責任保険、これが巧妙な金融詐欺で、やはり無効になります。

特に可笑しいのが、大富豪一家の家庭内紛争、つまりは富豪の夫(下の画像)の「浮気もみ消し」で妻に対し、夫は金で円満解決しましたが、今度は、娘の女友達との浮気現場を見られた父は娘に対し‥。またして半端ない金額が‥、それはサインされた紙一枚ですが、巨額の価値があるのです。
結局、この父親は金以外に問題解決の手段を知らないのです、という皮肉。

ラストのメリル・ストリープのシーンもいいですよ。あとは観てのお楽しみ。
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予告編です
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=wuBRcfe4bSo

中10



オリジナルタイトル:The Laundromat
監督:スティーブン・ソダーバーグ|アメリカ|2019年|96分|
原作:ジェイク・バーンスタイン(ジャーナリスト)|脚本:スコット・Z・バーンズ|撮影:ピーター・アンドリュース|
出演:エレン・マーティン - メリル・ストリープ|ユルゲン・モサック - ゲイリー・オールドマン|ラモン・フォンセカ - アントニオ・バンデラス|ほか

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Posted byやまなか