映画「レザボア・ドッグス」 監督:クエンティン・タランティーノ(監督第1作)

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クエンティン・タランティーノ監督の第1作。

ロスの大物ギャングのジョーが、6人がかりの宝石強盗計画を念入りに立案し、そして集められた6人の男たち。みなプロだ!
秘密を守るため、ホワイト、ブロンド、ピンク、ブラウン、オレンジ、ブルーと、名前じゃなく色の名(コードネーム)で呼び合うことに。
中1


ところが、計画通り、高級宝石店を襲撃したものの、警察の組織的な待ち伏せにあい、6人の男たちは命からがら、散り散りに宝石店から敗走した。
ただし映画は、強奪シーンを見せない。なぜなら、話の本筋は、その先のストーリー展開だから。

完成 800

ガランとした広い空間、閉鎖した古い工場棟だろうか、ここが犯行後の落ち合い場所だった。
中2さて、ここに最初にたどり着いたのは、ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)と、オレンジ(ティム・ロス)
オレンジは腹に警察の銃弾を受け重傷であったのをホワイトが助け上げ、車に乗せここまで来たのであった。
オレンジは病院へ連れていけと言うが、ホワイトはその願いを優しくも受け流し、なだめる。しかし出血は止まらない。(だが拳銃は手放さない)

そこへ、ピンク(スティーヴ・ブシェミ)がやって来る。
強奪した宝石は自分が持って来たと言うピンクは、事の次第を顧みて、俺たちの中にどうやら裏切り者がいるとホワイトに言った。

次に来たのはブロンド(マイケル・マドセン)だった。(ここら辺から話が佳境に入り始める)
ブロンドは自慢げに、見せたいものがある言い、ホワイトとピンクに、乗ってきた車のトランクルームを開けて見せた。なんと、そこには縛られた若い警官が入っている。犯行現場にいた1人だ。
中5そして警官を工場棟へ入れ、椅子に座らせ縛った。
ホワイトとピンクは交互に警官を殴り、犯行計画を警察にタレ込んだ裏切り者は誰かを聞き出そうとしたが、知らぬ存ぜぬ口を割らない。

そんなところに、ブロンドが警官を拉致、の知らせを聞いたエディ(クリス・ペン)が駆け付けやって来た。
エディはブロンドの愚行をしかり、ピンクが強奪宝石を隠した場所へ、ホワイトとピンクを連れ出て行った。
ひとり残ったブロンドは、持ち前のサディスティックな性向むき出しに、縛られた若い警官を鋭利なナイフでいたぶり始める。
そのあまりの惨さに耐え切れずなのか、多量出血でぐったりしていたはずのオレンジが、ブロンドを射殺する

そのあと、オレンジは警官に、弱弱しい声で語りかけ始める。なぜ?
(ここからが本作最大の見せ場)
そして、エディ、ホワイト、ピンクが帰って来て、事の事態に驚く。なぜ、ブロンドを撃った!
さらには、エディからの知らせでボスのジョーがやっと駆け付け、メンバーの間に疑心暗鬼が渦巻き‥‥。
あとは観てのお楽しみ。
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=2KLZ4fSXtgI

こちらは上記の日本語字幕版、ただし画質が悪い。
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=EaD7UtsmIUM

★   ★
シーンの多くは工場棟の中なので、この脚本は舞台演劇でも使えるのではと、ふと思った。
ちなみにブルーを演じたエドワード・バンカーは、監督が贔屓にしている小説家で、監督の依頼を受け特別出演したとのこと。

中4


原題:Reservoir Dogs
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ|アメリカ|1991年|100分|
撮影:アンジェイ・セクラ
出演:ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)|オレンジ(ティム・ロス)|ブロンド(マイケル・マドセン)|ピンク(スティーヴ・ブシェミ)|エディ・キャボット(クリス・ペン)|父親ジョー・キャボット( ローレンス・ティアニー)|ブルー(エドワード・バンカー)|ブラウン(クエンティン・タランティーノ )|拉致された警官マーヴィン・ナッシュ(カーク・バルツ)|ラジオDJのK-ビリー(スティーヴン・ライト) |ほか

クエンティン・タランティーノ監督の映画
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レザボア・ドッグス
 
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デス・プルーフ
    in グラインドハウス
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マイ・ファニー・レディ
            出演のみ


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やまなか
Posted byやまなか