映画「ファミリー 兄弟の歩む道」(ドイツ2017)  監督:セダット・キルタン、クビレイ・ザリカヤ

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いい映画です。
ベルリンのトルコ人コミュニティの物語。
長男ダニアル、ダウン症の次男ムハメッド、三男ミコの3兄弟が主人公です。
一見、チンピラや暴力団の映画にみえるかも知れませんが、試練に耐えようとする兄弟愛と、貧困のトルコ人コミュニティの荒廃、そして信頼で繋がる仲間の助け合いを描いて、メリハリのある、見応えあるものにしています。

中5映画はまず、喧嘩っ早いミコのギャンブル依存症の様子から映し始めます。
とは言っても、小銭しか無い。ので、賭けゲームやりに近所のゲーセン通いや、街の連中との賭け事その程度。それでも積もり積もってヤクザから借りた金は膨らんでいる。仕事に就かず、遊びほうけのヤケッパチな日々。加えて、ヤクザからイビられ、カツアゲされる。(長男ダニアルがいないのをいいことに)
そうなんです、長男のダニアルは服役中。
ミコのヤケッパチな日々のその先に、頼もしい長男ダニアルの、待ちかねた出所があるのです。

一方、ダウン症のムハメッドは静かにして家にいることが多いようだ。ミコは遊びで忙しいが、ムハメッドはミコの兄。最低限だが、一応、ムハメッドの面倒を見ている。(ダニアルから言われているのでしょう)
そんな二人は街中のアパートで暮らす荒れた男所帯、あり合わせの食事。

さて、ダニアルが出所する前に映画はふたつの話を進めます。
中1

そのひとつが、ダウン症のムハメッドのこと。
長年、ムハメッドをみている社会福祉士は、その上司からムハメッドを障害者福祉施設に入れるよう促されているのですが、社会福祉士はムハメッドは兄弟の中にいるべきだという思いがあって、上司の命令をはぐらかし続けているのですが‥。(この社会福祉士の、のちの行動が見ものです)

中3もうひとつは、薬物依存症収容施設から脱走した女性シラが、ムハメッドの計らいで彼らの家に居ついたこと。
シラの素性を映画は語らないが、彼女はトルコ人コミュニティの街に逃げ込み、この家はシラをファミリー(家族)として受け入れるのです。

さあ、そんな中、ダニアル兄貴が5年の服役後、出所してきた。
ダニアルはヤクザも一目置く男、街はダニアルの出所を喜ぶのでした。
さて、この物語、その先は‥‥観てのお楽しみ。
話は大きく、大きく展開し始めます!
予告編をどうぞ
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=Sz2-Q2oUqyE
中2

総じてこの映画、壊れそうなファミリー(家族)を立て直す話。
ダニアルは服役中、ムハメッドは障害者福祉施設に収容されようとするし、ミコはギャンブル依存症。
そして施設から脱走したシラはファミリーの一員となって心の平安を得ていたが治療薬が切れて騒ぎを起こし‥。
映画はどう結末に向かうのか。
ダニアル3兄弟を助ける男たちも、いい味出してます。
中4


原題:Familiye
監督・脚本:セダット・キルタン、クビレイ・ザリカヤ|ドイツ|2017年|98分|
撮影:セルジオ・ガゼラ
出演:長男ダニアル・タニス(クビレイ・ザリカヤ Kubilay Sarikaya)|次男ミコ・タニス(アーネル・ターチArnel Taci)|三男ムハメッド・タニス(ムハメッド・キルタンMuhammed Kirtan)|シラ(ヴィオレッタ・シュラウロウVioletta Schurawlow)|パン屋(Xatar)|ほか

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やまなか
Posted byやまなか