映画「アンソニーのハッピー・モーテル」 監督:ウェス・アンダーソン

上

これはクライム映画のようにもみえるけれど、クライム映画じゃない。
テーマは、ずっと「ツルんでいたい」男3人の、壊れるようで壊れない友情。これを、ゆる~い、底抜けコメディで描きます。
話は、朗らかに気まぐれでハチャメチャ、その上、余りにもの楽観さと 向こう見ずさは、まさにアメリカ男の幼さ全開のアホッ!
ここに監督独特の喜劇世界が広がります。

主人公3人は、みな無職。
造園の職場をクビになってショゲてるが、一発逆転したい口達者なディグナン(上右)、精神病院を退院してきたばかりの、この中じゃマトモナほうの、モテるアンソニー(上中)、チンピラで大柄な兄と豪邸に住んでるけど、いつも兄になぶられている気弱なボブ(上左)。
中1

仕切り屋のディグナンは、アンソニーの入院中に、3人による強盗計画と、一発逆転の人生設計をノートに(本人いわく)綿密に(実は詰めが大甘)に書き連ねて準備万端、アンソニーの退院を今か今かと待っていた。
で、退院のその日に、ディグナンはアンソニーに事の次第を話し実行に移す。(話はポンポン進みます)
その強盗計画とは、まず練習としてアンソニーの自宅に忍び込みコソ泥実習、次に閉店間際の書店に押し入り売上金強盗、そして深夜に工場の金庫を狙うのだ。
計画に使う車はボブの車、拳銃もボブの金で。
さて、計画はうまくいくのか!
中3

話の本筋には、幾つものエピソードが入りますが‥。
そのひとつが、地域の大ボス、ヘンリー氏との話。
もうひとつ、挙げたいのは、題名「アンソニーのハッピー・モーテル」の、モーテルでの話。
ディグナンと泊まったそのモーテルで、アンソニーはイネスに出会い、互いに恋に落ちる。
イネスは、パラグアイからの移民で、このモーテルで客室清掃・ベッドメイキングをして働いている。英語はまだ分からない。
中5


さて、予告編でノリを確認ください
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=JJPQ-NnjZR0
あとは、観てのお楽しみ!
結局、いつも兄になぶられている気弱なボブは家を失う。ディグナンはラスト近くでムショ入り。アンソニーの妹は小学生だけれど、その妹に鋭く意見されるドンくさいアンソニー。3人はそんな男たちなのですが。 
だけれど、この3人、負け犬にならない。明日も3人ツルんで Go!なのです。う~ん‥なんと能天気!
特に、アンソニーの明日はバラ色だ。

総じて、地味に映る映画かもしれないが、一旦この作品の味が分かると、これは賞賛 間違いなしのデビュー作!
下

原題:Bottle Rocket
監督:ウェス・アンダーソン|アメリカ|1996年|94分|
脚本:ウェス・アンダーソン、オーウェン・C・ウィルソン|撮影:ロバート・イェーマン|
出演:アンソニー(ルーク・ウィルソン)|ディグナン(オーウェン・ウィルソン)|ボブ( ロバート・マスグレーヴ)|イネス(ルミ・カバソス)|Mr.ヘンリー(ジェームズ・カーン)|ほか

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Posted byやまなか