映画「チョ・ピロ 怒りの逆襲」(韓国) 監督:イ・ジョンボム

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この映画は、いささか粗い作りだが、これは犯罪アクション映画の常。だが、話をグッと魅力的にしているのが、女優チョン・ソニ(↑)の存在感。これが見どころ。
だから本作を、チョン・ソニが主演、と見立てて観るのも一興。(出番が多い)
ちなみに、韓国映画おなじみのコメディな演技が脇役のシーンにチラホラあります。

で、主役はチョ・ピロ(イ・ソンギュン)、いわゆる悪徳刑事。
彼は、署内で一定の距離を置かれる厄介者で、さらに検察からも睨まれている男。
チョ・ピロは、手下のギチョルに夜間、ATMを襲わせ現金強奪し金をため込んでいる。

そんなチョ・ピロの様子を一通り語ったのちに、映画は、以下のシーンで観客をくぎ付けにし始める。そのシーンとは‥
チョ・ピロがギチョルのマンションの部屋へ向かう途中、エレベーターで乗り合わせた女がいた。
ふたりは同じ階で降りた。その降り際に、女は履いているサンダルの片方を閉じようとするエレベーターのドアに挟んで降りる。そして廊下にあった空ビンをひっつかんで、部屋から出て来たギチョルの頭をイキナリ殴る。それをチョ・ピロは呆気にとられて見ていた。
これがギチョルの彼女、ミナ(チョン・ソニ)であった。
中1 600


かたや、悪徳刑事チョ・ピロは、暴力団と手を組んでビルを建設中だ。
しかし、資金不足からチョ・ピロは警察の押収品倉庫を狙い、ギチョルを倉庫へ潜り込ませるが、なぜか突然、倉庫が爆発炎上しギチョルは死亡。
実はその爆発は韓国巨大企業のテソン・グループがワケあって仕掛けたもので、チョ・ピロには全く関係なかったが、現場に居合わせた不運と、言い訳できないチョ・ピロは大いに立場が悪い。そして検察に追われるハメになる。

一方、テソン側にも弱みがあった。
それは倉庫内に忍び込んだギチョルが、倉庫内にいるテソン一味の姿をスマホで動画撮影し、それをチョ・ピロとミナの2人に送信していた。それがテソンに知れて、チョ・ピロはテソンに追われるハメになる。
なぜならテソンは都合の悪い動画をこの世から消したい。テソンはギチョルのスマホを現場から見つけたが火災で損傷し画像データを抜き出せない。次にチョ・ピロのスマホを‥、そしてミナの‥。
テソンの、追跡&抹殺の手は、チョ・ピロにミナに向かうのです!

以下、登場人物の紹介と、話をもう少し知りたい方へ、そしてサイドストーリーをちょっと。あとは観てのお楽しみ。
予告編動画は下記にあります。
写真
チョ・ピロ刑事
安山の警察署勤務。ジ
ウォンの父とはセウォル
号沈没事件時に面識あり
写真
ミナ
セウォル号沈没事件生還
者。チョ・ピロに記憶は
無いが一度会っている
写真
ギチョル
チョ・ピロの手下、ミナ
の彼氏。実は爆発前にテ
ソン一味に殺されていた
写真
クォン・テジュ
テソン幹部で殺人のプロ、
チョ・ピロと何回も対決。
ミナ抹殺を狙う
写真
ナム・ソンシク検事
検察の立場だがテソンの
手先。かつてテソンの奨
学金受給者だった
写真
チョン・イヒャン会長
巨大企業テソンを創設
不法資金で世を騒がせる
が検察は切り込めない
写真
ジウォンの父
チキン屋店主。ジウォン
はセウォル号犠牲者、ミ
ナとは大の親友だった
写真
ソヒ
ミナの親友。堕胎手術で
チョ・ピロが世話をした
写真
ヤン・ヒスク
心優しい食堂の女将、チョ
・ピロの愛人。のちにソヒ
を娘として養う。
セウォル号には修学旅行中の京畿道安山市の檀園高等学校2年生生徒325人が乗船していた。


予告編です。
単なる犯罪映画にしておくにはチョット惜しい。
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=n9FOB6DKMvo

チョ・ピロ刑事は、ミナの部屋に忍び込んだ。ギチョルが撮った動画を受信したミナのスマホを探しに来たのだ。
そこへ、テソンの殺し屋クォン・テジュもやって来た。目的は同じ。チョ・ピロはクォン・テジュにやっつけられる。しかしスマホは無い。
そしてミナが帰宅。クォン・テジュはミナを締め上げる。チョ・ピロはクォン・テジュに体当たりし、二人は窓ガラスを突き破って落下。クォン・テジュはその場から退散した。
下


原題:악질경찰|Jo Pil-ho:The Dawning Rage|BAD POLICE|
監督・脚本:イ・ジョンボム|韓国|2019年||
原案:イム・ボム|撮影:キム・ソンアン|
出演:チョ・ピロ(イ・ソンギュン)|チャン・ミナ(チョン・ソニ)|ミナの彼氏ギチョル(チョン・ガラム)|テソン幹部クォン・テジュ(パク・ヘジュン)|ナム・ソンシク検事(パク・ビョンウン)|チョン・イヒャン会長(ソン・ヨンチャン)|ジウォンの父(イム・ヒョングク)|ミナの友人ソヒ(クォン・ハンソル)|チョ・ピロの愛人ヤン・ヒスク(イ・ユヨン)|ほか多数

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やまなか
Posted byやまなか