映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」 主演:堺雅人, 高畑充希  監督:山崎貴

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これは面白い!
鎌倉に生まれ今も鎌倉に住む作家、一色正和(堺雅人)と、その妻 亜紀子(高畑充希)の、鎌倉黄泉の国を巡る、大冒険ファンタジー、かつ サスペンスと喜劇、そのうえ ラブストーリー。

“年の差婚”のきっかけは、亜紀子が出版社のバイトで初めて一色正和宅へ原稿を取りに来た時だった。
そして、会ったその時、一目で、ふたりは恋に落ちた。
中1

さて、結婚して亜紀子は鎌倉が摩訶不思議なところだと知ったのです。
その様子は予告編で観てみましょう。
予告編です。
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=rHyt3ut6Vf8


亜紀子にとって不思議は、河童が家の前を通る、夜市にあやかしが大勢いるなど いっぱいあるのですが、そのひとつ、一色正和の祖父の代からのお手伝いさんのキン(中村玉緒)は亜紀子によくしてくれるのですが、御年130歳か。(なぜならキンの夫は日露戦争(1904-1905)の出征軍人だった)
中3

そのうえ突然、疫病神(田中泯)が現れたことにビックリ!
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一色正和は鎌倉署・心霊捜査課のブレーンでもあるので、大概の事には慣れてはいるが、疫病“神”となると‥。
ところが、亜紀子は疫病神に親切で疫病神を招いて3人でご飯を食べる。これに疫病神はいたく感動、こんなことは生まれて?初めてだと感謝。そして、このことがのちに、この夫婦の絶体絶命の危機を救うのでした。

そんな不思議の日常のなか、何の前触れもなく、何者かによって「亜紀子の魂」が黄泉の国へさらわれた。
かつ、魂が抜けた亜紀子の身体がどこにも見当たらない。身体が無ければ、たとえ魂が帰って来ても入るところがない。つまり亜紀子は死んだことになる。

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慌てた一色正和は、死神(安藤サクラ)の助けで、黄泉の国行きの、死者と、付き添う死神たちだけが乗る、江ノ電の一日一便・特別号(片道切符)に乗ったのです。
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さて、黄泉の国駅に着いた一色正和は死神(安藤サクラ)から、亜紀子の魂をさらったのは、黄泉の国に住む妖怪 天頭鬼だと知らされた。
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それを聞いた一色正和は意を決して 天頭鬼の館に忍び込むと、亜紀子は館の玉座に座っている‥。
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そこへ、 天頭鬼が現れ、亜紀子に結婚を迫るのです。
さあ、事ここに及んで一色正和が登場!
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さてさて実は、一色正和、亜紀子、このふたりの関係は、前世、いや前々々‥世からの因縁、思う以上に奥が深かったのです。
どうも、遡ること遠い平安時代にふたりの魂は愛し合い、その後、魂は輪廻転生を繰り返し、今ふたたび、ふたりは鎌倉で出会ったわけ。だから、会ったその時、一目で、ふたりは恋に落ちたのでした。
しかし、天頭鬼は平安時代に亜紀子の魂に恋して振られ、こんどもまた‥。
それで、これに怒った天頭鬼は亜紀子をさらったのでした。つまるところ、邪悪な天頭鬼の横恋慕のせいで、ふたりに災いが降りかかるハメになったお話。

さぁ~て、このあとの展開は波乱万丈ダイナミックになるのです。そうそうそして、あの貧乏神は‥。
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映画は以上のほかに、数々のエピソードを交え彩りを添えます。
一色正和が幼い頃の、母親の浮気?の記憶と 黄泉の国での両親との再会。一色正和を担当する編集者の病死と 残した妻子に会いたいがためにあやかしとなった話。一色正和が鎌倉署・心霊捜査課の捜査に加わった話と 亜紀子の身体探しに協力する捜査課メンバーの話。偶然に亜紀子の身体を取得したある家庭の主婦の魂の話。そして話を横断して登場する死神と一色正和との話。どれも映画の本筋に欠かせない話です。お楽しみに‥。


監督・脚本・VFX:山崎貴|2017年|129分|
原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」|撮影:柴崎幸三|VFXディレクター:渋谷紀世子|主題歌:宇多田ヒカル|
出演:一色正和(堺雅人)|一色亜紀子(高畑充希)|出版社編集員の本田(堤真一)|死神(安藤サクラ)|貧乏神(田中泯)|お手伝いのキン(中村玉緒)|本田の妻 里子(市川実日子)|小料理屋「静」女将(薬師丸ひろ子)|大仏署長(國村隼)|一色正和の父( 三浦友和)|母(鶴田真由)|ほか多数

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Posted byやまなか