四万温泉旅館 積善館 (群馬県)

 四万温泉、お湯の当たりは、柔らかく優しい泉質でした。
 一日に何度も、湯に入っても湯疲れしない。
 積善館というこの旅館の応対は、おおらかで、リピートを誘います。
 旅館全体から来るあの穏やかさは、どこから来るのでしょうか。
 決して完璧じゃないし、和モダン風の洗練さもないのですが。
 来る人を無条件で受け入れてくれる、オバアのような雰囲気があります。
 いや~良かった! ぜひ、お薦めです。お二人で。
 20歳台の若い客も多かった。

橋 この旅館前の、この橋(右写真)は、アニメ 『千と千尋の神隠し』の湯屋へ渡る「赤い橋」のモチーフになりました。(有名な話) →




部屋P1010599



 ← これが泊まった部屋。
 写真左側から、掛け軸、松竹梅の細工された付書院(障子のある出窓部分)、そしてその右、窓側の障子が雪見障子。
 この部屋は、積善館で2番目に古い木造棟(山荘)で、昭和11年建築の桃山様式。おもむき有ります。




湯気P1010592 さて、お風呂。これが大正ロマネスクな「元禄の湯」(→)
 湯船が五つあって、どれもが微妙に熱さが違う。ひとつひとつ入って回ることになる。うふふ。
 積善館には、このほか、敷地のあちこちに三つの湯があり、そのひとつが、この湯(↓)大きな室内風呂+この露天風呂の、「杜の湯」。
 野鳥が来て、暖をとるのか、露天風呂まわりの岩を伝いながら湯気にあたってました。
杜の湯

風呂遠景TS3B0765 風呂に入っている、この女性は 女優「吉永小百合さん」です。(→)
 映画「天国の駅」のロケが、かつてこの旅館でありました。これは映画のシーンです。
 詳しくは、映画評をご覧ください。こちらです どうぞ。




雪雪2 1010590 翌朝は、びっくり雪景色になってました。
 日ごろの行いが良いのでしょう。

朝日P1010597 
 でもすぐ、陽が差してきました。
 ここは、本館の中。元禄4年に建てられている。
 右下の写真は、旅館前の橋を俯瞰して・・・・映画のシーン。
 

俯瞰 雪TS3B0769



 ここ四万温泉の湯は透明です。撮影時は、バスクリーンを入れて濁らせている。
 手前が三浦友和、奥が旅館の亭主・津川雅彦。
風呂アップTS3B0766   風呂3人TS3B0768

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積善館では、亭主による「館内歴史ツアー」があります。
四万温泉の歴史、積善館の生い立ち、千と千尋のことなど1時間。
このツアーでみんなが思うこと。それは・・・・・
「ご亭主のお人柄がそのまま、この旅館の何とも言えぬ温かさ」なんだと。
積善館の公式サイト こちらから、ぜひ見てね。
ご亭主のブログ こちらから

トンネルP1010577   間    本館ろうかP1010580
館内にあるトンネル廊下。   元禄4年建築の本館の玄関。     本館の廊下。

温泉コーヒーP1010569
カフェラテ 温泉街にある、いい感じの喫茶店「柏屋カフェ」にて。

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ikuzoIMG_0001.jpg         ikuzoIMG_0002.jpg
高崎駅の駅弁・鳥そぼろ   「駅弁 掛け紙ものがたり」 上杉剛嗣 著
                  世には、駅弁の包み紙コレクターがいる、明治初期のものまである!
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温泉旅行なんて何年も、してませんでした。
よみうりランドにあるスーパー銭湯「丘の湯」は、やっぱ銭湯ですね。
「丘の湯」のサイトはこちらから 
ところで、川崎市宮前区鷺沼にある店「とうふ屋・うかい 鷺沼店」の店内は吹抜けになっていて、千と千尋の「湯屋」の中のようです。
うかい
「とうふ屋・うかい」 サイトはこちら











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やまなか
Posted byやまなか

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