映画「大阪少女」(2020) これぞ、ローカル映画!  監督:石原貴洋

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ううっ、いい映画。これぞ、ローカル映画!
関西喜劇やけど、下町の喜怒哀楽を絶妙に描いています。尺97分。

とは言え、この絶妙さを感じられないかもしれない。
身内で話す時にしゃべる、気取らない生の大阪弁、登場人物は皆コテコテの大阪人(一人を除く)。
これを聞いて、観るのをやめる人は多い、やろな。
続いて、有名な俳優は出てないし。さらに、この話、『じゃりン子チエ』やろと、みんなが思う。
そういうわけで、映画が語ろうとする話に耳を傾けるところまで行きつけない、かもしれない。
そやから一夜一話は、この映画は観ない方がいいと思います。大げさかもしれんけど、生半可な気持ちで観たら、しょーもない映画やと後悔する。

まあ、その通りなんやけど、それでも、いい映画です。
やっぱりこの味は、結局、関西の人にしか分からん?かも。
ちなみに、思うに。沖縄でもこんなローカル映画を危険を冒して作って欲しい。

中1
主人公の、ちほ(12才)

予告編です
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=PmEXIyBagFc

予告編、第2弾
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=8NFQettY9Pk

中2
ちほ12才は、おとなしい性格の ばあちゃん(78才)と二人暮らし。
話の舞台は、今の大阪、下町。
中3
ばあちゃんは、こんなアパートを数件持っていて、ふたりは家賃収入で生活している。
だけど最近、ばあちゃんの足腰が悪くて、毎月の家賃取り立てを ちほに頼んだ。どの部屋も月3万円、現金払いが鉄則になっている。
ちなみに、ばあちゃんは大阪弁やない。映画はあとで少し語るが、街にいる組のヤクザはその昔、ばあちゃん夫婦にえらく世話になったらしい。なにやらこの謎は、ばあちゃんが大阪の人やない事と、つながっている。

ちほの苦労。
ばあちゃんに代わって家賃取り立てを始めて、ちほが知った事。それは店子(借家人)はみんなそろって、街の吹き溜まりのアホばかり。
そしてみんな、3万円きっちり払えない。
家賃回収が、取り立てになって、いちいちの、あーだこーだに付き合っていると、えらい手間がかかる。
そこで ちほは、下手に出ず、上手に出ることにしたら、案外ことはスムーズに運んだ。
しかし、これを知ったばあちゃんは、ちほをいさめた、そんなことしてはいけないと。ちほは思った、ばあちゃんはどうやってたんやろ?
あとは観てのお楽しみ。
中10


監督・脚本:石原貴洋|2020年|97分|
プロデューサー:林海像|撮影:谷崎龍平|
出演:坪内花菜(ちほ)/田中しげこ/仁科貴/坂口拓 (TAK∴)/林海象/前野朋哉/銀次郎/木佐貫富佐子/西村裕慶/宝井誠明/大宮将司/海道力也/岡元あつこ

ご参考第七藝術劇場 http://www.nanagei.com/mv/mv_n1440.html

「大阪少女」でプロデューサー担当の林海象監督の作品です。
これまでに掲載済みの映画記事です。画像をタッチしてお進みください。
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夢みるように眠りたい
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音曲の乱
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海ほおずき The Breath


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Posted byやまなか