菊池和子 写真展|山雅子 写真展|川口和之 写真展 コニカミノルタプラザ ギャラリー

菊池和子写真展  ポルトガル ~時との語らい~
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 展示スペースに一歩足を踏み入れて、すぐに感じた。
 それは、ポルトガルに住む人々の日々の生活の温もり、そして作品の素直さ・安定感、写真家の柔らかな知性とキャリア。
 どの作品も、そこに永くいないと撮れないな、と思いながら一巡した後にパネルを見ると、6年もポルトガルに在住していたとのこと。
 そして菊池氏から、ポルトガルの素晴らしさ・住みやすさをお聞きした。日本より貧しい。しかし、日本に住む者にとって、もはや手の届かない憧れが、あちらでは普通。例えば、ゆったりした自分の時間、馴染みの連中とたむろできるバーや公園といった近所で過ごす過ごし方・屋外で過ごす過ごし方、仕事中心でない人生観・・・・たぶん、これらが今の日本では憧れの豊かさ! 金で得れるものではない。
 金で得れるものは、手が届くもの、しかし豊かさはあまり感じられない・・・不幸。
 昭和30年代までは日本でも持っていたこの豊かさは、金と引き替えにどこに捨ててきたんだろう。
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山雅子写真展  せっせっせっ
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 そんな日本の、今の不幸を語っているのが、こちらの作品群かな。
 うらびれた街を背景に、ご年配のうしろ姿、ぽつんと小さくひとり・・・・そんな写真が多かった。
 うしろ姿が語るものは多い、でもうしろ姿だけに語らせては、ご年配がかわいそう。もっとも表に回っても無口だろう。
 でもそんな写真を見たいと思った。












川口和之写真展  PLATINUM FOREST
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 ウィリアム・エグルストンを待つまでもなく、私たちのまわりには、すばらしい色彩の魔界が、すこ~しの間口を開けている、らしい。
 その入り口は、街ばかりじゃない、野に山に川にも、その一瞬がある、らしい。







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国旗 ポルトガル
 ■2009年、ポルトガルのGDPは約2278億ドル(約20兆円)、ほぼ埼玉県と同じ経済規模である。

 ■2000年時点の都市人口率は53%、ヨーロッパ諸国としては例外的に低い。これはポルトガルに大都市が少ないため。多くのヨーロッパ諸国の都市人口率は70%~90%(例えば、イギリス89%、スペイン76%)である。
  
 ■2001年の統計によるとポルトガルの総人口は、1035万5824人。(埼玉県人口は、719万人)
  リスボン大都市圏の人口は約250万人、ポルト大都市圏の人口は約115万人。

 ■総面積9万1985平方キロメートル。北海道+青森県の面積と同等  (北海道が8万3500、青森が9607平方キロメートル)
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