映画「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」  監督:ウェス・アンダーソン

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舞台は20世紀中ごろのフランス。ちょっとレトロ風味。
奇妙な喜劇で架空の話、大人のファンタジーです。たくさんの人々が登場します。

話の中身は「フレンチ・ディスパッチ」という雑誌の編集室を物語の核にして、さまざまな取材対象者の、奇天烈な生き様を、息もつかせず次々に、しかも緻密に、そしてビジュアルたっぷりに描いて行きます。
だから、映画に置いて行かれないようにしっかりと観ましょう。

とにかく、ビル・マーレイ、マチュー・アマルリック、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、なんていう魅力的な俳優たちが出演する映画、観ないわけにはいかない。
中6


しかし、この映画のあらすじは?と聞かれると困る。
ビル・マーレイ演じる編集長はじめ、個性豊かな、いやいや、だいぶ変人な編集者たちの紹介の後に、取材対象者の奇天烈な生き様を語るストーリー、これが三つあって、順々に列挙されて行きますが‥。
ですが、ストーリーとストーリーには、まったく関連性はありません。

何が面白いかって?
その答えは、何種類もある予告編を観るに限る。
予告編をどうぞ
予告編 決め
https://searchlightpictures.jp/movie/french_dispatch.html

予告編では、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」とは?、編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.とは何者?、そのほかいろんなシーンが観れます。
たぶん、一本の予告編にまとめるのが難しい作品だからでしょう。苦肉の策。


編集部の紹介
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編集長
ビル・マーレイ
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編集長お気に入りの
自転車乗り記者
オフィス風景。ほかにも記者、編集者や女性事務員がいます。
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特別記事:コンクリートとの確固たる名作
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美術評論家ジャーナリスト
ティルダ・スウィントン
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終身刑の凶暴犯 服役中に
潜在能力に覚醒したアウト
サイダー・アートの画家
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若き看守
画家のモデルになる愛人
画家の良き理解者
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画商
画家の彼を天才と認め接触。
大騒動の末に富裕美術コレ
クターに売り込む
エイドリアン・ブロディ
どんな絵かは観てのお楽しみ。画家が自殺未遂も‥。
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特別記事:宣言書の改定(フランス学生運動 五月革命か)
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志し高きジャーナリスト
フランシス・マクドーマンド
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統率力ある学生運動活動家
弱点は女性に弱い
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同じく活動家
可愛いが気が強い
警察に包囲されたバリケードに入って取材する
中3


特別記事:警察署長の食事室
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料理評論家ジャーナリスト
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警察署長
マチュー・アマルリック
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警察官 署長の部下
かつ飛び切りの名シェフ
これはどういう連中?
中4

もっと知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
https://searchlightpictures.jp/movie/french_dispatch/special.html

ちなみに、獄中の画家が電気椅子に座るシーンがありますが、これ、ロイ・アンダーソン監督の「愛おしき隣人」(2007)のワンシーンなんです。
こんなふうに本作の中に、あ、これ、あの監督の映画のあのシーンだと、見つけるのも一興です。

原題:The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun
監督・脚本:ウェス・アンダーソン|アメリカ|2021年|108分|
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ、 ヒューゴ・ギネス、ジェイソン・シュワルツマン|撮影:ロバート・イェーマン|美術:アダム・ストックハウゼン|
出演:ビル・マーレイ|ティルダ・スウィントン|フランシス・マクドーマンド|ジェフリー・ライト|ベニチオ・デル・トロ|エイドリアン・ブロディ|レア・セドゥ|マチュー・アマルリック|等々多数

ウェス・アンダーソン監督の映画
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アンソニーのハッピー
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フレンチ・ディスパッチ
       


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やまなか
Posted byやまなか