映画「1秒先の彼女」 (台湾2020) 監督:チェン・ユーシュン

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台湾の、ちょっと変わったラブストーリー。ファンタジー味でコミカルでもあり。

郵便局に勤務してウン年経つ、独身30歳、一人住まいの、恋に恋するシャオチー(リー・ペイユー)の、奇想天外な物語。
ただし、話が時間軸に沿って真っすぐ進まない、また、ふたつの話が実は同時進行だったりする語り口なので、観る側に、ちょっと観る力を求める映画。
ですが、そういう語り口が、シャオチーの日常にミステリーっぽさや、ファンタジー味を生み出しています。そして、話の最後の方になって、ああ、なるほど、と合点がいく仕掛けに納得するのです。

シャオチー役のリー・ペイユーが、頑張ってます。
予告編で雰囲気をお試しください。
予告編をどうぞ
予告編 決め
https://bitters.co.jp/ichi-kano/


チェン・ユーシュン監督の、これまでの作品「熱帯魚」や「ラブゴーゴー」とは一味違う作。
何やら、あか抜けして新たな領域を獲得したようです。
でも、台湾の普通の庶民に向ける監督のまなざしは、まったく変わりません。Good!


原題:消失的情人節 My Missing Valentine
監督・脚本:チェン・ユーシュン|台湾|2020年|119分|
撮影:チョウ・イーシェン
出演:シャオチー(リー・ペイユー)|とても内気な路線バス運転手グアタイ(リウ・グァンティン)|ダンスの先生ウェンセン(ダンカン・チョウ)|シャオチーが勤務する郵便局の後輩で美人のウェン(ヘイ・ジャアジャア)|ほか

チェン・ユーシュン監督の映画
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ラブゴーゴー
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熱帯魚
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1秒先の彼女


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やまなか
Posted byやまなか