映画「画家と泥棒」 (ノルウェー2020)  監督:ベンジャミン・リー

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なかなかの映画です。
ある画家の作品が、夜間、街中のギャラリーから盗まれた。
しかし、その犯行は監視カメラに記録されていて、犯人はすぐ捕まり裁判となった。
ところが法廷で、画家がはじめて犯人を見た、その瞬間、なぜか彼女は彼に心ひかれはじめる。ここから話は始まる。

そしてそのうち観客は、この映画は劇映画じゃなく、ドキュメンタリーだ!と気づくだろう。
なぜなら、出演者のふるまいがあまりに自然すぎるから。

話が進み始め、犯人が画家のアトリエを訪れ、彼はある絵を見て激しく涙する。それはあまりにも劇映画風なシーン。

この映画のみどころは、ひと言で言えばノンフィクション・エンターテインメント。
とにかく監督と出演者の信頼関係がなせるわざ。
それから、その風貌からは想像できない、犯人の純な心が印象深い。
予告編でお味見をどうぞ。
予告編
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=5Cnh8zpLaKI&feature=emb_imp_woyt


画家と犯人とは‥、あれは愛にだいぶ近い友情なんだろう。
それぞれのパートナーの登場も、話を豊かにしている。
そして、いろんなことがあり時を経て、画家と犯人は少し老けていく。

中1



原題:Kunstneren og tyven/The Painter and the Thief
監督:ベンジャミン・リー|ノルウェー|2020年|106分|
撮影:ベンジャミン・リー、Kristoffer Kumar|
出演:バルボラ・キシルコワ|カール・ベルティル・ノードランド|ほか

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やまなか
Posted byやまなか