映画「ウェンディ&ルーシー」  監督:ケリー・ライカート

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この映画は一編の詩。
こころ静かな時に観てください。

沈鬱へ落ち込むその前に、淡々としている何かが、彼女に、次へ進むための、少しの浮力と気力を授ける。
それは一見、あきらめへの心の準備や、投げやりな振る舞いに見えなくもないが、そうじゃない。
宿る力がある。かつてのホーボー(Hobo)に近い。

どういうワケがあったのか。
ウェンディは、愛犬ルーシーと一緒に、世間を浮遊している。
アラスカを目指しているらしい。

ところが途中のオレゴンで車が故障、いや、車の寿命が尽きた。

中1

修理の金は無い。
スーパーで万引きが見つかり、しばらく留置所。
出所すると、愛犬ルーシーがいなくなっていた。

いまウェンディが、素の自分になれるのは、ここ、店の裏の公衆トイレの鏡の前。

中2

救いがいた。
年老いた警備員だ。

中3

あとは、あなたの感性で観ておくれ。
予告編です
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=0LZ5zEaoO6k&t=21s

予告編です
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=hqegjXoEZg8


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原題:Wendy and Lucy
監督:ケリー・ライカート|アメリカ|2008年|80分|
原案:ジョン・レイモンド|脚本:ジョン・レイモンド、ケリー・ライカート|撮影:サム・レビ|
出演:ウェンディ(ミシェル・ウィリアムズ)|愛犬ルーシー|老いた警備員(ウォルター・ダルトン)|アンディ(ジョン・ロビンソン)|メカニック(ウィル・パットン)|少年(ゲイブ・ネヴァンス)|ほか
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やまなか
Posted byやまなか