映画「アルファ 殺しの権利」(フィリピン2018)  監督:ブリランテ・メンドーサ

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麻薬犯罪の撲滅をはかるドゥテルテ大統領は2016年の就任後、「麻薬戦争」を掲げ、強硬な取り締まりを主導し、警官による麻薬犯罪容疑者の超法規的殺害を事実上容認してきた。
これを背景に、本作「アルファ 殺しの権利」はフィリピン警察のある警察官の顛末を描く作品。

警察官エスピノは仕事が出来て上司からも信頼があるようだ。
SWAT(特殊部隊)を交えた今回の大規模な取り締まりも、彼が面倒をみている密告者(内部通報者)エライジャからの情報がもとだった。

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今回の取り締まり組織のボス(左)、内部通報者の若者(右)

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警察官エスピノ
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密告者エライジャ

警察官エスピノは密告者との関係作りに麻薬は欠かせない。つまりウラがある。
証拠品の麻薬を現場で押収する直前に、エスピノは麻薬を盗む。そしてその一部を密告者に報酬として手渡すことを繰り返している。
ともに妻子がいる、そこだけ見れば普通の家族。
ところが、、、あとは観てのお楽しみ。

予告編です
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=lUlADVh_-ZQ

総じて、前作「ローサは密告された」の方が出来はいいし。ストーリーが豊か。

原題:Alpha, The Right to Kill
監督:ブリランテ・メンドーサ|フィリピン|2018年|94分|
脚本:トロイ・エスピリトゥ|撮影:Joshua A. Reyles|
演出:アレン・ディゾン|エライジャ・フィラモー|バロン・ゲイスラー|ジェイリン・タボネクネク|ほか多数

ブリランテ・メンドーサ監督の映画
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ローサは密告された
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アルファ 殺しの権利


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やまなか
Posted byやまなか