映画「フォトコピー」 (インドネシア2021) 監督:レガス・バヌテジャ
2023年01月15日 公開
ここは、ジャカルタ。
大学の演劇サークル内で、繰り返し起こった事件のサスペンスドラマ。
主人公は、自分の背中の裸の画像が、ネットに無断で公開されてしまった女子学生、スール。
なぜ、そうなったのか?
まずは彼女のこと、学内サークルのことから。
一人娘スールの家は、父母一家3人で、なんとか小さな店を営む。
スールはコンピュータサイエンス専攻で、大学の奨学金を得るための面接が迫っている。
一方、スールは大学の演劇サークルの一員で、ホームページ制作担当。
その演劇サークルは、学生演劇コンクールの優勝を狙っている。

劇団の監督
行動力ある性格
悩むスールに協力する

演劇サークルの美術・脚本
担当。家は大金持ち、劇団
へも資金提供、スールにネ
ットの仕事を世話して‥

コピー機でプリントサービ
スもするインターネットカ
フェの店主、スールの犯人
探しに協力する

元劇団員、事件前に劇団を
辞めるようスールに忠告す
るが土壇場である告白を‥
さて、スールの画像が流出、拡散された事件は波紋を広げ始める。
まず、怒ったのはスールの父親、心配する母親。そして、そっと相談した劇団監督のアングンと、ネットカフェのアミン。
話は大学当局まで波及し、奨学金面接のその場で、スールは面接官から罵られた。
しかし、なぜ、こうなったのか?
そもそもスールに、写真を撮られた記憶がない。
彼女はラマの自宅で開かれた劇団員パーティーでお酒を少し飲んだ。(父親に飲むなよと言われていたにもかかわらず)
そして酔いつぶれタクシーに乗せられたらしいが、記憶にない。
どうも、その酒にクスリが入れられていたようだ。
翌朝、スールが気付いたのは、着ていたドレスの背襟に付いているブランドタグが、前後ろ逆だったから。
誰が!
犯人捜しは簡単では無かったが、スールのネット知識がものを言った。
加えて、ネットカフェのアミン。
彼の店は劇団員が昔からよく利用する店。この店のネットカフェ用のパソコン(サーバー)を、裏から覗いて、スールは犯人の特定が出来たのでした。
しかし、ことは意外な展開に、、、
あとは作品を観てね。
予告編です
https://www.youtube.com/watch?v=mjhGJ2g1NCQ
予告編-2
https://www.youtube.com/watch?v=VbsTA-inEkc
原題:Penyalin Cahaya/Photocopier
監督・脚本:レガス・バヌテジャ(Wregas Bhanuteja)|インドネシア|2021年|130分|
脚本:レガス・バヌテジャ、Henricus Pria (uncredited)|撮影:Gunnar Nimpuno|
出演:スール(シェニア・シナモン)|アミン(チッコ・クルニアワン)|ラマ(ジュリオ・パレングアン)|アングン(デア・パネンドラ)|ファラ(ルテシャ)|ほか多数
【 一夜一話の歩き方 】
下記、タップしてお読みください。
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