映画「こちらあみ子」(2022) 監督:森井勇佑

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この子、あみ子の、小学5年生から中学1年生までの物語。
最近の邦画の中では、ガンバッタほうの作品。

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あみ子
とにかく型破りな子、一直
線な子、年の割には幼い。
内気なノリ君が好きで積極
的過ぎる幼い恋は‥
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あみ子の母
そんな娘と日ごろからそり
が合わない。あみ子の妹を
死産した後、激しいウツに。
家で書道教室を開いている
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あみ子の父
無口。兄妹に優しい、とい
うより放任の父。妻の死産
の後、あみ子を自分の実家
に預け、妻から遠ざける。
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あみ子の兄
あみ子の面倒をみる内気な
兄。やがて暴走族の一員と
なってぐれていく。

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ノリ君
あみ子がずーと好きな男子。
書道教室に通う子。中学生
になった頃、あみ子の好き
!の圧力を暴力で跳ね返す。
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クラスメイト
小学生の時はノリ君と一緒
に書道教室に通っていた。
本当はあみ子が好きなのか、
あみ子の転校で幼い告白?

なにしろ、あみ子役の新人、大沢一菜さんがあっての映画です。
彼女がこの映画を映画にしています。
演出もさることながら、彼女の演技、特に「地」の感性が光る。

見方かえれば、両親の人物像が描けていない脚本。
その両親よりも、あみ子のクラスメイトの男の子のほうが印象に残るくらい。
この辺が良ければ、いい映画!、と言えるんだが。

予告編をご覧ください。
予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=IC8eNuRAUkw

本作を観て思い出すのは、中江裕司監督のホテル・ハイビスカスの小学校3年生美恵子と、横浜聡子監督のジャーマン+雨の林よし子。
どちらも、あみ子のような自然児的存在が映画をけん引する、いい映画です。


監督・脚本:森井勇佑|2022年|104分|公式サイトhttps://kochira-amiko.com/
原作:今村夏子|撮影:岩永洋|
出演:あみ子(大沢一菜)|母(尾野真千子)|父(井浦 新)|ほか


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やまなか
Posted byやまなか