映画「マイ・ブロークン・マリコ」(2022年) 監督:タナダユキ
2023年05月10日 公開

これまでも、この世あの世に分かれた これからも、ずっと親友の、トモヨとマリコの物語。
シイノトモヨ(永野芽郁)は卒業して会社勤めだが、外回りの仕事で毎日、いっぱい いっぱいの日々。
イカガワマリコ(奈緒)は学生の頃から、トモヨを心の拠り所にしてきた。
マリコの家庭環境は幼いころから酷かった。
そして、大人になった今も続く、父と娘の関係、二人目の母。
マリコの心の奥に、深く切り裂かれた生傷。
誰にも言えない誰にも言わない。人格が崩れて行きそう。
ただ、世界で唯一、トモヨだけに見せる笑顔。マリコにとっての救いのひととき。
そんなマリコを、トモヨは重荷に感じる時もあったが、支えてあげるといった第三者的な気持ちでは決してなかった。
そして、マリコの自殺。
トモヨは、テレビのニュースでそれを知った。
トモヨは、動揺し、マリコのために怒り、ついに爆発する!
そのあたりのシーンは、この予告編で、どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=poNtvonMElw
それにしても、あまりにも、突然の死。
学生の頃から、マリコはトモヨに、たくさんの手紙を書いてきた。
それなのに、なぜ、手紙ひとつ残さず、マリコは飛び降りたのか‥‥
そうして、天はトモヨを救い慰めるためか、寡黙な釣り人(窪田正孝)をトモヨのもとへ送ったのです。
そのシーンです。
https://www.youtube.com/watch?v=ssF-mJ-yNZE
監督:タナダユキ|2022年|85分|
原作:平庫ワカ|脚本:向井康介、タナダユキ|
撮影:高木風太|
出演:シイノトモヨ(永野芽郁)|イカガワマリコ(奈緒)|釣り人マキオ(窪田正孝)|マリコの父(尾美としのり)|その再婚相手タムラキョウコ(吉田羊)|ほか
公式サイト:https://happinet-phantom.com/mariko/ (外部リンク)
タナダユキ監督の映画
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