映画「そんなの気にしない」 (仏2022)      監督:エマニュエル・マール、ジュリー・ルクストル

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ボーっとしてると見逃してしまいそうな、チョットいい映画。
本作には、演出による演技のシーンと、あるがままの、ごく自然な演技やそんな撮り方のシーンがある。
この差異に違和感はなく、むしろ映像に物語にメリハリを生んでいる。
観るほうも、例えば、主人公のオフの息抜きの時間をごく自然に共有できたりするのです。
では物語は‥‥

カサンドラは、客室乗務員。
まだ2、3年のジュニアパーサーなので気楽と言えば気楽で、フライトが終わっての夜を、世界の国々の夜を楽しんでいる。

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映画はそんなカサンドラの仕事の様子を、少しドキュメンタリーなタッチで追う。

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そして、ある日、上司から上級パーサー試験を受けて、(機内での)管理職になれと言われる。
だが、カサンドラは「機内売り上げなんかを気遣う役目はイヤ」だと言い返したが、「そうなら、ジュニアパーサー契約期間は終わるので、残念ながら退職」になると言われてしまう。
でまあ、仕方なく訓練を重ねパーサーとなった。(作品全般にわたって多くの航空会社社員の出演協力があったらしい)

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さて、この物語で注目すべきは、以上のスチュワーデス物語以外の、彼女の私生活のところにある。
フライトが終わっての夜の、カサンドラの痛飲深酒や一夜限りの愛、そんなヤケッパチな振る舞いをするカサンドラに何があったのか?
映画は、それを初めから、すなおに語りませんが‥、突然の苦難、親しい人達、そして新しく開かれた道‥。
あとは、観てのお楽しみとしましょう。

予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=8stM5gk1AWI


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原題:Rien à foutre|Zero Fucks Given|
監督・脚本:エマニュエル・マール、ジュリー・ルクストル|フランス・ベルギー|2022年|115分|
出演:Cassandre(アデル・エグザルコプロス)|Jean(アレクサンドル・ペリエ)|Melissa(マーラ・タキン)|ほか多数

アデル・エグザルコプロスが出演の映画
本作のカサンドラ役のアデルが主役の、いい映画「アデル、ブルーは熱い色」です。

アデル、ブルーは熱い色1
(ブログ内リンク)

【 一夜一話の歩き方 】
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やまなか
Posted byやまなか