映画「ジャパン・ロボット」（インド2019） 監督：ラティーシュ・バーラクリシュナン・ポドゥバール

インド南端のケーララ州というところでのお話。喜劇です。
映画のところどころに、カーストに対する監督の批判や、現代社会への鋭い皮肉が見え隠れするところが、意外と、みどころ。

機械工学科卒の主人公スブラマニヤンと、リタイアしたその父親バスカランは、ケーララ州の僻村に二人で住んでいる。
一人息子のスブラマニヤンは、村での就職をするが、いつも直ぐ辞めてしまい、現在も求職中。
なぜなら本当は、スブラマニヤンは都市に出てエンジニアになりたい、が、父親をひとり置いて村を出るわけにはいかない、そんな父親思い。（ただし、親子喧嘩はよくします）

しかしある日、意を決してロシアへ行き、親会社が日本企業の、ロシア現地法人のロボット研究所に就職したのです。
スブラマニヤンは、まさしく水を得た魚のように働き、研究所で評価を得ていく。
そんななか、スブラマニヤンは、同じくケーララ州出身でマラヤーラム語を話す女性技術者ヒトミと出会いました。
そう、彼女はケーララ州生まれの日系なんです。（母親が日本人）

ところで、村に残した父親をどうしたものか‥。
村の人の手配で、お手伝いさんに来てもらうのですが、頑固な父親は、、、。
だからお手伝いさんを変えるのですが、うまくいかない。
そこで、スブラマニヤンは、彼女ヒトミと相談の上、自分たちが開発している、最新鋭のAI 搭載ロボットをお手伝いさんに仕立てて父親の世話をしようと考えた。
もちろん、ロボットを通してスブラマニヤンは、父親の様子がいつでも見れるわけですし、父親と通話もできる。

しかし、いつの間にかに父親はロボットを息子のように‥‥。

あとは観てのお楽しみ。

https://www.youtube.com/watch?v=ZO5MN0Ws0Hc

こちらも、どうぞ。

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「言葉が変われば流儀も変わる！インド映画の多言語世界を探検しよう」掲載より
https://www.banger.jp/movie/3693/

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原題：Android Kunjappan Ver 5.25
監督・脚本：ラティーシュ・バーラクリシュナン・ポドゥバール｜インド｜2019年｜138分｜
撮影：サヌ・ヴァルギース｜
出演：スブラマニヤンSubramanian （スービン・シャヒルSoubin Shahir ）｜父親バスカランBhaskaran（スーラジ・ヴェンジャラムードゥSuraj Venjaramoodu）｜ヒトミ（ケンディ・ジルドKendy Zirdo ）｜ロボットのクンジャパン（スーラジ・セラカッド）｜ほか

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