映画「江戸の春 遠山桜」(1936) 監督:荒井良平

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1936年製作の時代劇、人情劇で喜劇の映画。
江戸町奉行の「遠山の金さん」が奉行になるまでの若いころの話。
その金さんと町場の人々との、すったもんだの、ゆったりした人情劇なので、そうした時に観てください。

感触は、まるで山中貞雄監督の作品みたいで軽妙。ここら辺が見どころ。
それもそのはず、原作・脚本の梶原金八という人物は、ペンネームで、実は山中を含む当時の京都の若い脚本家、監督、助監督らの集団鳴滝組。
それから、屋台商売のおでん屋(高勢実乗)と、夜そば売り、この二人の掛け合いシーンはお見逃しなく。

中2


監督:荒井良平|1936年|83分|
原作・脚本:梶原金八|撮影:谷本精史|
出演:遠山金四郎(尾上菊太郎)|矢場の女・お袖(深水藤子)|艶歌師紋次(小林重四郎)|矢場の女・お蝶(鈴村京子)|亭主・忠兵衛(清川荘司)|髪結・お辰(水の江澄子)|遠山金左衛門(鬼頭善一郎)|遠山房江(五月潤子)|遠山新之助(尾上助三郎)|用人・文太夫(磯川勝彦)|水野越前守(市川小文治)|鞘の左平次(梅田哲朗)|折釘の勘八(仁礼功太郎)|げちげちの辰(南条龍之助)|おでんや茂十(高勢実乗)|そばや当八(鳥羽陽之助)|ほか


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