映画「ライフ・アフター・ベス」 監督：ジェフ・バエナ

一口で言うと、コミカルなホラー映画。
ですが、ホラー作品の視点だけで観ると、つまらないかもしれない。

なにしろ、ホラーの要、ゾンビ群のシーンは、ほんの少しだけ。
ただし、主役のゾンビ、ベス（オーブリー・プラザ）は、その葬儀後のある日から荒れ狂う終末まで、ずっとスクリーンに登場します。
なぜなら、ベスはザック（デイン・デハーン）の彼女なのです。
つまりこの映画は、ドタバタ喜劇だけれども、ゾンビと人間の、奇天烈な悲恋の物語。

ベスの両親は、驚きを抑え込みながら、突然現れたベスの復活を、世間から、特にザックから隠します。（そらそうでしょう）
一方、ベス自身は、死亡する前の、直近の生前の記憶や、死の原因、墓地から出てきたこと含め、記憶からスッポリなくなっています。要するにベスにとっては、生前と、ゾンビ化した今が、切れ目なくつながっている。
そしてザックが、そんなベスの姿を垣間見た、その瞬間から物語は展開し始めます。同時に、街中ではゾンビがぽつぽつと現れ始めるのです。

あとは、予告編をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=YP1TAriH9Gc

まずは、ベス役の女優オーブリー・プラザの熱演を堪能してください。嬉しそうに演技しています。これが見どころ。
それに比べ、ザック役のデイン・デハーンが力不足、オーブリー・プラザの目力に負けてます。これが少し残念です。

ガスコンロに縛られたベス、二人の結末は悲しい限りですが。

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原題・脚本：Life After Beth
監督：ジェフ・バエナ｜アメリカ｜2014年｜89分｜
撮影：ジェイ・ハンター
出演：ベス（オーブリー・プラザ）｜ザック（デイン・デハーン）｜ベスの父モーリー・スロカム（ジョン・C・ライリー）｜ベスの母ジーニー・スロカム（モリー・シャノン）｜ザックの母ジュディ・オーフマン（シェリル・ハインズ）｜ザックの父ノア・オーフマン（ポール・ライザー）｜ザックの兄で、街の警備員カイル・オーフマン（マシュー・グレイ・ギュブラー ）｜ ザックの新しい彼女になるのかな‥‥のエリカ（アナ・ケンドリック）｜ほか

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アナ・ケンドリックが出演の映画
「ライフ・アフター・ベス」では、ザックの新しい彼女になるエリカとして、ひょっこり登場します。
この女優、時々おかしな映画に登場します。この「ハッピー・ボイス・キラー」では‥‥　

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