映画「家からの手紙」(ベルギー1976) 監督:シャンタル・アケルマン

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ニューヨークの街には、世界中の人が憧れる華やかさがある一方で、その裏には、厳しい現実がある。
そんな裏側のニューヨークを、外人の目で、いささか冷淡に、だんまり見つめるのが、この映画。

だからか、この映画には俳優の姿はない。
ベルギーに住む、ある母親が娘あてに書いた、幾通もの手紙をナレーションが読み上げる、それだけの映画。

娘は映画の脚本の仕事に就きたくて夢を抱いてニューヨークに来た。しかし、今どこで何をしているのか。
心配な母親は幾度も娘へ手紙を出す。その内容は親戚近所の人がどうしたこうしたといった事ばかりだが。

娘からの返信は時に滞る。住所が変わる。また変わる。わずかな金でも欲しいらしい、母は送金する。
そんな娘の、生活の変遷が、母親の手紙でわかる。
時々、手紙を読むナレーションが途絶え、ニューヨークの荒れた街の映像が淡々と流れる。
そして、またナレーションが入る。
その間、母娘の往信が途絶えているのだろう。そんなことまでわかる映画。

ニューヨークの街の映像と、母から娘への手紙で構成される本作は、その両方から汲み取れる印象をイメージしながら観る映画です。
ラストシーンは、マンハッタンの南端を徐々に離れていく長回し映像。ニューヨークの中心街を後にするこのシーンは何を意味するのか、、、で映画は終わる。

予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=Mse-d_O4szw


予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=d9_d3xxx2z4


予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=wY65NKH0t3Q


予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=0uXCMAUuZ7k


予告編 決め
https://www.youtube.com/watch?v=o9rsk5VK-KY



原題:News from Home
監督:シャンタル・アケルマン|ベルギー・フランス|1976年|85分|
撮影:バベット・マンゴルト リュック・ベナムー

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Posted byやまなか