映画「ロックンロールミシン」 監督:行定勲

メインb0e738d9a0577befcacd池内博之(凌一)の味で成り立っている映画。いい味を出している。注目!

 インディーズ・デザイナーズ・ブランド「ストロボラッシュ」を立ち上げた3人。小さなアパートの一室で懸命な彼ら。やれることはすべて手元にある。やるだけやるのだ。無いのは資金。
 メンバーの一人・椿めぐみ(りょう)の元カレは、すでに名のある著名デザイナー柘植(SUGIZO)。この柘植が凌一(池内博之)をリクルートしようとする「仲間は選んだ方がいい。命取りになる」と。一方、椿めぐみは言う。「凌一のデザインは独特で理論的実践的な手法からは、行きつけない。それは天才肌。だから私は、ここにいる」と言う。
 一生懸命の先に明るさがあるとは限らない。3人チームは解散し、凌一は原点に帰り、ひとりミシンを踏むのであった。

 いいストーリーなんだけど、映画では、この話に凌一の高校時代の同級生で、大手企業サラリーマンの賢司(加瀬 亮)が絡む。この賢司を絡ませることで、この話の魅力は薄れてしまった!!。脚本に文句あり。

 インディーズ・デザイナーズ業界の面白さを言いたいのか? それとも、「毎日こんな職場にいて、なんか明日が見えない、なんていう人生だ。なんとかして抜け出さなきゃ。でも無為に日々が過ぎる」・・・・自分で作り出したモラトリアムに悩むサラリーマンの、隣の芝生は青い青いに観客は付き合わされるのか? サラリーマン青年は、「ストロボラッシュ」に参加したくて職場上司に辞表を出すが、結局また元のサヤにケロっとして帰るのです。
 「ストロボラッシュ」島で繰り広げられる、サラリーマン青年のちょっとした冒険話なのかい?この映画?

 惜しいな!

監督:行定勲|2002年|120分|
出演:中山凌一(池内博之)|椿めぐみ(りょう)|近田賢司(加瀬亮)|カツオ(水橋研二)|由美子(粟田麗)|柘植のモデル(川合千春)|カオリ(永田めぐみ)|重松(津田寛治)|ビデオの中の男(戸田昌弘)|ビデオの中の女(つぐみ)|コンビニの女(三輪明日美)|部長(松重豊)|柘植(SUGIZO)|小暮(宮藤官九郎)|

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