映画「緑の光線」  監督:エリック・ロメール

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  主人公デルフィーヌ(マリー・リヴィエール)は・・・、例えばベジタリアン。友人の実家シェルブールでご親戚と一緒に食事。肉や魚の料理をすすめられるが断る。その断り方が下手。まわりに要らぬ緊張を強いる。
  だがデルフィーヌはバカじゃない。なかなかの見識を持っているようだが、すべて自分の中に納めている。発言も行動も納めてしまうので、周りの人の、とりつくシマがない。何を考えてる人なのか理解しにくい。性分とはいえ損な性格だ、生きづらい。引っ込み思案。

  パリは7月、バカンスの季節を迎えていた。
  会社勤めのデルフィーヌは仕事に面白みを感じず、彼氏いず、一人住まい。友人とのギリシャ行きバカンスを期待してたが、急にダメになった。
シェルokose  女友達の中でメソメソしてたら、その中の一人が実家のシェルブールに帰るけど、付いてくる?と誘われ、港町シェルブールへ。行ったはいいが、知らない人々の中でデルフィーヌは浮いてしまう。結局予定を切り上げパリへ戻ってしまった。でもどっか行きたい。親戚が家族連れで毎年行くアルプスへひとり旅立つが、誰にも会わずその日にパリへとんぼ返り。何やってんだか・・・?


カフェ321456海lerayonve



  海に行きたい。
  パリのカフェでボ~ンヤリしていると、昔の友達に会う。「旦那の実家の空き家、貸そうか? ビアリッツだけど・・・」 話は即決。

駅316


  ビアリッツでは、ゆったり時が流れる中、一人で遊んだ。それなりに楽しめた満足感。
  帰りの駅の構内で無口な男に出会う。予感と直感。港を見ながら取りとめのない話が続いた。自然に受け入れられるこの雰囲気。そしてグリーン・フラッシュに遭遇する。幸運のしるし。
 

光hi  
     【グリーン・フラッシュ】
     太陽が沈む直前、昇った直後に、緑色の光が一瞬またたく自然現象。見てみたい。
     プリズムで分光した、赤→黄色の次は緑だから、まれにグリーン・フラッシュになるらしい。
     

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監督・脚本:エリック・ロメール|フランス|1986年|98分|原題:Le Rayon Vert|
撮影:ソフィー・マンティニュー
出演:マリー・リヴィエール|リサ・エレディア|ヴァンサン・ゴーティエ|ベアトリス・ロマン
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