映画「ぼくとママとおまわりさん」 監督: エラ・レムハーゲン

親子







  スウェーデン映画です。すなおな作品。みんなが楽しめそうです。
  
バンド  美人のママは一人息子ツァツィキと仲がいい。
  ママは自宅ガレージでアマチュア・ロックバンドのボーカル兼リーダー。バンドのベース男と同棲、計3人暮らし。

  ツァツィキは自分の部屋に実の父の写真を飾っている。
  ママから何度も聞いた。実の父はギリシャ人で、ママが若いころギリシャの海にヴァカンスに行った時に恋に落ちた、その時の一粒種。鼻が似ているらしい。海の男らしい。ママはアッケラカンな性格だ。でも真っ直ぐ。
  ツァツィキはまだ見ぬ父を誇りに思っている。いつしかツァツィキはギリシャに行って父に会い、一緒に海に潜りたい。そんな夢を持つようになった。だから、まずは水中でどれだけ息を止めていられるか訓練している。
プール
  近くのスポーツジムのプールは水深がある。警備員の目を盗んでは、一人プールに潜るツァツィキ。鉄アレーを両手に持って飛び込む。1秒2秒3秒・・・35秒36秒37秒・・・・
  ここいらの所轄の白バイ警察官は、このジムが使える。そのひとりヨーランが水中にいる少年を発見、溺れている!!プールに飛び込んでツァツィキを救出しプールサイドに寝かせた。ツァツィキ 「42秒潜れた。新記録!!」
僕とヨーラン
  ヨーランは白バイでツァツィキを家まで送り届ける。ママとヨーランの最初の出会い。ヨーランはこの家で部屋貸しますポスターを見た。
  後日、ヨーランはツァツィキの家に引っ越してきた。新たな同居人。きれい好きで子供好きで体育系タイプ。ママとはちょっと合わないかな・・・。ベース男はいかに。
  ま、紆余曲折ありますが、観客みんなが希望する方向に話は展開しますので、ご安心を。おまけに我々観客もギリシャの彼に会えます。またツァツィキの彼女もかわいい。

  自分の出自を確認したい、身近に父親的存在が欲しいツァツィキ。ギリシャの事は思い出の中に封印しておきたい、それより優しく包み込んでくれる人が欲しいママ。

  肩の力を抜いた、でもていねいな佳作です。


父監督:エラ・レムハーゲン|スウェーデン|1999年|95分|
原題:TSATSIKI, MORSAN OCH POLISEN|
原作:モニ・ニルソン・ブランストレム|脚本:ウルフ・スターク|撮影:アンデルス・ボーマン|
出演:サミュエル・ハース(ツァツィキ)|アレクサンドラ・ラパポート(ママ)|ヤコブ・エリクソン(ヨーラン・おまわりさん)|サム・ケッセル

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