映画「ロードキル 」  監督:ブルース・マクドナルド

トップ女4 風車

 カナダのロードムービー。B級だ。
 そこそこ二流のロックバンド「パラダイス」が国内ツアーに出たが、途中で行方不明、音沙汰なし。
 事務所のマネージャー、ロイは怒りまくる。どこに問い合わせても、バンドの行方は誰も知らない。怒りの余波が事務所の女子事務員風の女性主人公に及ぶ。お前が探して来い! 行くわよ、やるわ!
タクシー  彼女は事務所を出た・・・が、彼女、車の免許証を持っていない。タクシーを拾い、当ても無くハイウェイを飛ばす。走り去る風景をぼんやり眺める。最初っから本気で探す気は無い。
 ある所でハイウェイを降り、さらに当ても無く田舎道を突っ走った。アッ! 彼女の目の端にバンドがツアーに使うワンボックスの車種が目に入った。廃業したかのようなレストラン兼ガソリンスタンドの脇にその車は駐車している。タクシーを降りて近寄ると、まさしくツアーのためにレンタルした車だった。レストランに入ると、そこにバンドのメンバー2人がいた。彼女は言う。あんた達、リーダーのマチューは何処? 知ら~ん。ヤツは魂の超越性とか言って、師を求め探している・・・・
 この事態を事務所のマネージャーに報告する。リーダーを探せ!
 電話を終えメンバーの席に戻ると居ない。バンドの車もタクシーも消えた。

キャラバン さすが途方にくれる彼女であったが、何やしらへんけど、映画撮影チームのバスに拾われる。
 撮影メンバーと旅を続ける。こうなったら私がドライブする! その運転手が彼女に車の運転を教えてくれる。そしてついに、バンドリーダー、マチューを発見、捕獲、擁護ケアする。
 このリーダー兼ボーカルは、どうも様子がおかしい。精神に異常をきたしているようだ。
 その後、要するに、なんだかんだあって結局、ある田舎町のバーでライブ開催にこぎ着ける。彼女は無気力な女子事務員から、本人自身も知らなかったその本性が現れはじめ、いまや気が強くてメリハリあるマネージャー女に変身していた。

ライブ 
 ライブ(右写真ボーカル)は順調に進むかにみえたが、途中でボーカルが演奏を放棄。ざわつく店内。そこへ旅で出会った正体不明な男が意気揚々と現れる。この男の出現で店内は予想外の騒然悪夢と化したのであった。

 ワイルド味でいい加減、そこが良い。
 だが、しかし、カナダ映画って、やっぱりどこか変!


人形原題:Roadkill|
監督・原案:ブルース・マクドナルド|カナダ |1989年|82分|
脚本:ドン・マッケラー |撮影:ミロスラヴ・バシャック|
出演:ヴァレリー・バハジャー(主人公の女)|ドン・マッケラー(連続殺人志願者)|ブルース・マクドナルド (ドキュメンタリー映画作家)|ほか


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