映画「屋根の上の赤い女」  監督:岡太地

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  まったく素っ気ない話だが、映像がモノを言う。
  簡単粗雑ぶっきらぼうだが、その粗い手触り感が気持ちいい。
  周囲は工場地帯だ。
  映画は、工場地帯特有の無機質な空気感をうまくとらえている。これが映画全編を支えている。

景色  そこは、ボールペンのメーカーの在庫管理している倉庫なのかもしれない。
  10数人の男たちが、口汚く指示をする課長のもとで働いている。
  総務兼受付事務をしてる西山のもとに、今日が初日のバイト君護摩がやって来た。
  初日から深夜残業で西山と護摩は事務所で夜を明かした。

  この会社の職場は何か変だ。鬱積したものが溜まってる。
  その朝、ある事がきっかけで社員全員が同時に爆発する。社員同士が殴りあう。血だらけだ。
  そっと、会社から逃げようとする西山と護摩ふたり。みんなに追いかけられる。そして行き場がなくなり、倉庫の屋根にあがった。そして・・・。


サブ監督・脚色:岡太地|2007年|30分||
撮影:近藤龍人|
出演:山中崇 (護摩)|神農幸 (西山ひとみ)|高城ツヨシ (園田課長)|梶本潔 (智坂社長)|板倉善之 (青柳信太)|ほか

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やまなか
Posted byやまなか

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